Movable Type Enterpriseで作成したブログのエントリーには、読者からフィードバックを受け付けることができる仕組みが2種類用意されています。1つはコメント、もう1つはトラックバックです。どちらの仕組みも、受信する設定や受信してからのアクションを細かくコントロールすることが可能です。また、悪意あるフィードバックを自動的に受け付けないようにするフィルター機能も用意されています。
読者からのフィードバックを受け付ける仕組みは2種類用意されています。「コメント」は、読者がエントリーに直接意見を書き込むことができる仕組みです。読者から書き込まれたコメントは、元エントリーの下部に掲示板のように表示され、他の読者も読むことができるようになっています。
「トラックバック」は、投稿されたエントリーを読み、それに触発されて新たな記事を書いた人が、そのことを知らせる仕組みです。読者があなたのブログにトラックバックをすることによって、あなただけではなく、あなたのブログの読者にも関連するエントリーの存在を知らせることできます。トラックバックの仕様はオープンになっており、今ではMovable Type Enterprise以外のほとんどのブログもトラックバックを送受信できるようになっています。
読者からのフィードバックは必ずしもポジティブなものばかりとは限りません。事実と異なっていたり、中傷目的で書かれたフィードバックも存在します。また、この仕組みを悪用して無差別に広告をまきちらす業者サイトなども出てきました。「迷惑コメント」、「迷惑トラックバック」と呼ばれるものです。管理者はブログに寄せられたフィードバックを常に管理(モデレート)する必要があります。
フィードバックの管理には3つのレイヤーがあります。ブログの性質に合わせて、それぞれを適切に設定・処理する必要があります。
読者からのフィードバックを受け付ける条件は、「システム」「ブログ」「エントリー」の3つのレベルで個別に設定できます。
Movable Type Enterpriseにはスパムコメント(トラックバック)を自動的に判別する「SpamLookup」というプラグインが用意されています。「SpamLookup」の設定に関しては別節を参照してください。