Movable Type Enterprise 1.5 マニュアル: 新規インストールの事前準備

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新規インストールの事前準備

Movable Type Enterpriseのインストールをはじめる前に、Perl実行環境の確認、プログラムのインストール場所や文字エンコーディング方式の決定など、いくつか準備しておかなければならないことがあります。判断に迷うことがあれば、必ずウェブ・サーバーの管理者と相談してください。

Perl の実行環境の確認

Movable Type Enterpriseの機能のほとんどは、Perl CGIとして実行します。ウェブ・サーバー上でPerlスクリプトを実行するためには、Perlの実行環境へのパスを正しく指定する必要があります。Perlの実行環境へのパスは、ウェブ・サーバーにtelnetもしくはsshでログインしたあと、以下のコマンドを実行して確認できます。

$ whereis perl 

Movable Type Enterpriseでは「/usr/bin/perl」が初期値となっています。

インストール先の決定

インストール先のディレクトリには、CGIが実行可能な場所を指定します。本書では、ウェブ・サーバーのURLが「http://www.example.com/」で、Movable Type Enterpriseをインストールするディレクトリが「/webapps」であるとして説明していきます。

ヒント シックス・アパートではMovable Type Enterpriseをウェブのルートディレクトリにインストールすることを推奨していません。「/webapps」や「/mt」などのディレクトリを作成してそこにインストールするようにしてください。

文字エンコーディングの決定

Movable Type Enterpriseは多言語対応しており、日本語の文字エンコーディングはShift_JIS、EUC-JP、UTF-8などをサポートしています。本書ではUTF-8を使用する前提で説明します。

ファイルの解凍と修正

Movable Type Enterpriseのパッケージを解凍します。先ほど確認したPerlの実行環境が初期値「/usr/bin/perl」と異なる場合は、テキストエディタで以下のファイルを修正する必要があります。

  • mt.cgi
  • mt-add-notify.cgi
  • mt-atom.cgi
  • mt-check.cgi
  • mt-comments.cgi
  • mt-db2sql.cgi
  • mt-search.cgi
  • mt-tb.cgi
  • mt-upgrade.cgi
  • mt-view.cgi
  • mt-xmlrpc.cgi
  • mt-feed.cgi
  • mt-testbg.cgi
例:/usr/local/bin/perlに修正する場合
#!/usr/bin/perl -w
 ↓
#!/usr/local/bin/perl -w

修正する際に「-w」を誤って削除しないように注意してください。

mt-config.cgi-originalのリネーム

パッケージを解凍して作成されたディレクトリ内にある「mt-config.cgioriginal」というファイルのファイル名を、「mt-config.cgi」と変更します。Movable Type Enterpriseの基本的な環境設定は、このmt-config.cgiを編集して行います。


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