Movable Type ヘルプ: エントリーの読み込み(FTP)
Movable Typeの「読み込み/書き出し」機能を使うと、Movable Typeの読み込みフォーマットに従って書き出されたエントリーを読み込むことができます。この機能を使えば、別のサーバーで運営していたブログのデータも移動できます。Movable Type同士はもちろん、ほかのブログシステムから書き出したデータを使うことも可能です。
エントリーの読み込み:FTPアカウントがある場合
エントリーの読み込みの手順を解説します。すでにMovable Typeの読み込みフォーマットに従って書き出されたデータが用意してあるものとします。
- FTP サーバーに接続し、Movable Typeをインストールしたディレクトリに移動します。
- 新しいディレクトリを作成して「import」と名前を付け、そのディレクトリに移動します。
- エントリーが書き出されたファイルを、「import」ディレクトリにアップロードします。
注意 アップロードするディレクトリは「mt-config.cgi」で変更できます。
- Movable Typeにログインして、[ブログの一覧]からエントリーの読み込み先にするブログを選択します。
- サイドメニューの[ユーティリティ]から[読み込み/書き出し]ボタンをクリックします。
- エントリーを読み込む際は、現在ログイン中のユーザーをそのまま投稿者として使う方法と、投稿者を新しく作成する方法の2つのオプションがあります。現在ログイン中のユーザーをそのまま投稿者として使う場合は[エントリーの投稿者を自分にする]にチェックを入れます。新しく投稿者を作成する場合、その投稿者のパスワードを設定する必要があります。また、[エントリーの投稿者を自分にする]のチェックを外しておく必要もあります。
HINT 新しく作成する投稿者の名前が既にMovable Typeで使われていた場合、エントリーはその投稿者に割り当てられ、新しい投稿者は作成されません。
- [カテゴリーの初期値]でカテゴリーを選択すると、読み込んだすべてのエントリーにそのカテゴリーを割り当てることができます。例えば、「インポート」というカテゴリーをあらかじめ作っておき、新たに読み込んだエントリーにそのカテゴリーを割り当てるといった使い方ができます。[カテゴリーの初期値]を選択しないと、エントリーは特定のカテゴリーに割り当てられません。ただし、書き出したファイルに「CATEGORY」キーが指定してある場合は、そのカテゴリーが割り当てられます。[カテゴリーの初期値]を選択しており、書き出したファイルにも「CATEGORY」キーが指定してある場合は、「CATEGORY」キーが優先されます。「CATEGORY」キーが指定されていないエントリーだけに[カテゴリーの初期値]で指定したカテゴリーが割り当てられます。
HINT [一括編集モード]を使えば、カテゴリーのないシステムからエントリーを読み込んだ場合でも、複数のエントリーに対して一度にカテゴリーが指定できます。
- 読み込んだエントリーの公開設定(「未公開(下書き)」か「公開」)は[設定]メニュー[新規投稿]タブの[公開設定]で指定した状態になります。
- [最初のタイトル HTML]および[最後のタイトル HTML]は、タイトルフィールドが用意されていないブログシステムから書き出したデータを読み込む際に使用します。例えば、ポピュラーなブログシステム「Blogger」から書き出したデータには、独立したタイトル・フィールドの概念がありません。そのため「Blogger」ユーザーはしばしば
<font class="title">I am a title</font>
のように、本文中にHTMLタグを使ってタイトルを表現しています。そのようなときは、[最初のタイトル HTML]に
<font class="title">
[最後のタイトル HTML]に
</font>
と指定すると、読み込み時にエントリーのタイトルを自動指定できます。このときHTMLタグを含むタイトル部分は本文から削除されます。以上のような値を指定しない場合や、エントリーに関連するHTMLが検出されなかった場合は、エントリーの最初の数文字がタイトルに使用されます。
- 最後に[読み込み]ボタンを押してエントリーを読み込みます。
注意 読み込みが正常に終了した場合、importディレクトリにアップロードしたファイルは、すぐに削除してください。
- 必要に応じて、「サイトの再構築」を実行します。