Movable Type ヘルプ: 新規インストールの事前準備

Movable Typeのインストールをはじめる前に、Perl実行環境の確認、プログラムのインストール場所や文字エンコーディング方式の決定など、いくつか準備しておかなければならないことがあります。判断に迷うことがあれば、必ずウェブ・サーバーの管理者と相談してください。

Perl の実行環境の確認

Movable Typeの機能のほとんどは、Perl CGIとして実行します。ウェブ・サーバー上でPerlスクリプトを実行するためにはPerlの実行環境へのパスを正しく指定する必要があります。Perlの実行環境へのパスは、ウェブ・サーバーにtelnetもしくはsshでログインした後、以下のコマンドを実行して確認できます。

$ whereis perl 

Movable Typeでは「/usr/bin/perl」が初期値となっています。

インストール先の決定

インストール先のディレクトリには、CGIが実行可能な場所を指定します。本書では、ウェブ・サーバーのURLが「http://www.mt-site.jp/」で、Movable Typeをインストールするディレクトリが「/webapps」であるとして説明していきます。

HINT シックス・アパートではMovable Typeをウェブのルートディレクトリにインストールすることを推奨していません。「/webapps」や「/mt」などのディレクトリを作成してそこにインストールするようにしてください。

文字エンコーディングの決定

Movable Typeは多言語対応しており、日本語の文字エンコーディングはShift_JIS、EUC-JP、UTF-8などをサポートしています。本書ではUTF-8を使用する前提で説明します。

ファイルの解凍と修正

Movable Typeのパッケージを解凍します。先ほど確認したPerlの実行環境が初期値「/usr/bin/perl」と異なる場合は、テキストエディタで以下のファイルを修正する必要があります。

例:/usr/local/bin/perlに修正する場合
#!/usr/bin/perl -w
 ↓
#!/usr/local/bin/perl -w

修正する際に「-w」を誤って削除しないように注意してください。

mt-config.cgi-originalのリネーム

パッケージを解凍して作成されたディレクトリ内にある「mt-config.cgioriginal」というファイルのファイル名を「mt-config.cgi」と変更します。Movable Typeの基本的な環境設定は、このmt-config.cgiを編集して行います。


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