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Movable Type オブジェクト・リファレンス

MT::Session

概要

任意の一時データを保存します。sessionという名前は、Movable Type が保存する一時データが投稿者のセッション情報しかなかった時代の名残りです。

ここで扱う一時データは、IDで一意に識別されますが、一時データの保存レコードには、ID以外に種類(kind)も存在します。これは、テーブルの用途を区別するための2文字の識別子です。IDの値は、種類に関係なく(すべての種類にわたって)重複しないようになっています。

各kindには、それぞれに対応した有効期限が決まっており、それより古いレコードは自動的に削除されます。現在使われている種類は次のとおりです。

SI

アクティブなコメント投稿者のセッションはSIセッションに保存されます。

KY

リモートのコメント認証サービスの公開鍵は、"KY"という種類の単一のレコードに記録されます。

AN

1回限りの値(一部の認証システムで使われる)は"AN"という種類のレコードとして保存されます。

US

アクティブなユーザーのセッションは"US"レコードに保存されます。

NW

ニュースボックス(MTのメイン・メニューの右上に表示されるもの)は"NW"という種類の単一のレコードに保存されます。

メソッド

$sess = MT::Session->get_unexpired_value($timeout, [ $terms, [ $args, ... ] ]);

指定したセッション・レコードが、現在のセッションである(つまり"start"フィールドが今から$timeout秒以内である)場合に、そのセッション・レコードを取得します。$timeout以降の引数は、MT::Object::loadメソッドにそのまま渡されます。


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