Movable Type

Movable Type News

Movable Typeの新しいバージョンについて

米国 Six Apart Ltd. のWebサイトで5月25日のTeaserにてお知らせしたとおり、間もなくMovable Typeの新しいバージョンのベータテストを開始できる見込みです。5月26日に同じく米国Six Apart Ltd. のWebサイトで、What's new in Movable Type 3.3というタイトルで新しいバージョンの機能の一部が公開されています。以下、内容を抜粋して日本語訳しました。ご期待ください!

What's new in Movable Type 3.3?

昨日ご案内したとおり、開発チームは来週のMovable Type 3.3ベータテスト開始に向けて最後の作業を続けています。このリリースのために用意したものをお目にかけられるので喜ばしい限りです。 大きくまとめると、このリリースでの目標は直球一本勝負です。

ブログの作成、更新、そしてブログを読むのを簡単に

  • エントリー・タグと検索結果のフィードによって、コンテンツの整理と取得が簡単になります。
  • 既定値を改善し、事前に行うべき設定や調整を減らします。
  • Movable TypeのUIを簡単にかつ大幅にカスタマイズできるTransformerプラグインを開発できます。

さまざまな新機能でブログを成功に導くお手伝い

  • ログフィードによってシステムで行われた一般的な作業がフィードで通知されます。タスクごとあるいはまとめた内容のフィードを取得できます。
  • ログの改善:より多くのデータ、より豊富な機能、フィルタリングと通知の改善
  • 管理者が習得しなければならない項目を削減

開発者とデザイナがより高度な作業をより効率よく行えるように

  • 一般的なコンテンツ管理作業のためにテンプレートタグが大幅に拡張されています。
  • プラグイン開発者により多くのシステム組み込み機能を、簡単にアクセスできる形で、公開します。
  • 公開したいコンテンツだけを表示するため、テンプレートタグが強化されています。

Movable Typeに対して行った既存の投資を保護

  • プラグインとテンプレートはアップグレードしてもそのまま動作し続けます。
  • テンプレートの編集や投稿、フィードリーダーなどのサードパーティアプリケーションのサポートが向上しています。

詳細はコードを提供できるようになったときにお知らせしますが、大きな変更点や追加機能はすべてこれらのカテゴリのどれかに属しています。手始めにMovable Typeのエキスパートの皆さんがもっとも興味をもたれるだろう項目をハイライトしてみます。

既定値の改善と設定項目の削減

新しくブログを設定したりインストールするのは、新しいコンピュータを手に入れるときに似ています。つまり、最初にすることは不要な設定をオフにしていくことです。そこで、Movable Type 3.3で新しくブログを作成するときに設定する項目を、以前に比べて50ほど削減し、既定値が期待通りの値になるようにしました。これらのオプション(と10数個の新しいオプション)を設定することももちろん可能ですが、する必要はなくなりました。

投稿者のための機能の改善

エントリータグの機能やタグクラウド、rel="tag"属性のサポートを追加しました。また、投稿画面の入力エリアの大きさを変えられるだけでなく、一度変えた設定は覚えておくようになっています。フォントの設定も改善されています。さらに、言語パックを標準で搭載するので、ブログの投稿者がそれぞれの言語でMTのユーザーインターフェイスにアクセスできます。設定の初期値を改善して、投稿者に不要なフィールドは見せないようにしました。最後に、迷惑コメント/トラックバックの管理システムを見直し、スパムの処理にさく時間をさらに減らせるようにしています。

検索機能の改善

検索結果を表示するテンプレートをブログごとに設定できるようにしました。また、ブログをまたがってエントリー・タグで検索できるだけでなく、タグ検索やキーワード検索の結果をフィードで取得できるようになっています。検索結果のフィードはOpenSearch互換のフォーマットになっています。URLに細かく手を入れたい、あるいは検索エンジンに最適化したい場合のために、URLスキームを選択できる上に、テンプレート編集も可能です。ブログのカテゴリのページへのパスもカスタマイズできるようになっています。

フィードでブログを管理

ブログ上での出来事がすべて、ユーザーごとにカスタマイズ可能なログフィードで入手できます。ブログでの出来事を電子メールで受け取る代わりに、ログフィードにコメントやトラックバック、エントリーに関する情報をさまざまな組み合わせで含めることができます。ログフィードでは、Movable Typeのシステムに関する情報、たとえばエラーや警告も出力されます、また、フィードに含まれるリンクから直接アクションを実行できるようになっています。どの管理画面に進むとどの機能が使えるのかを覚えておく必要はありません。ログフィードが必要なアクションリンクを運んできてくれます。またプラグインからもレポートや更新情報をフィードに追加できるようになっています。

同梱プラグイン

StyleCatcherを日本語化して同梱します。StyleCatcherを使えXHTMLやCSSに触らなくても、StyleContest(http://thestylecontest.com)の投稿作品を含むさまざまなスタイルを自分のブログに簡単に適用できます(Elise、Arvind、Jesse、Style Contestへの献身的な協力を心から感謝します。)

セキュリティの向上

さよならMelody Nelson。Movable Typeにはシステム既定のログインユーザーはいなくなりました。インストール時に新しくアカウント情報を入力することで最初のアカウントを作成します。またMovable TypeのWebサービスにアクセスするWebサービスパスワードがすべてのユーザーに適用され、Movable Typeのパスワードをサードパーティのサービスに教えなくてもよくなっています。

ドキュメントやユーザー向けの情報はこちら

Movable Type のくわしい使い方や、タグリファレンス、開発者向けのドキュメントなどは、MovableType.jp で公開しています。プラグインやテーマは、プラグインディレクトリをご覧ください。

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