導入事例

デコジャパン株式会社 コーポレートサイト - Movable Type ソフトウェア版 導入事例
岡崎市民会館 公式サイト - Movable Type ソフトウェア版 導入事例
一般社団法人 西東京市伝統文化育成会 公式サイト - MovableType.net 導入事例
画家 小高朋恵 公式サイト - MovableType.net 導入事例
株式会社フラワー不動産 ウェブサイト- Movable Type クラウド版導入事例
浅野肖像画工房 公式サイト - MovableType.net 導入事例
株式会社ヨシダ工業「Glanz(グランツ)」ウェブサイト- Movable Type 導入事例

ロイズ・アンティークス エゴイストがMovable Typeを使う理由

ロイズ・アンティークス エゴイスト様

買い付けたアイテムをデータベースに登録すると、Movable Typeの管理画面からそれを参照できるようになります。それにコメントや画像を追加してエントリーすればウェブで簡単に公開できます。

Movable Typeで実店舗とECサイトを有機的に融合させる

ロイズ・アンティークス エゴイスト」は、イギリスアンティーク家具や北欧モダン家具、インテリアアクセサリーといった小物など、さまざまなアンティークアイテムを取り扱うアンティークショップである。経営は株式会社ロイズ。同社は、アンティークショップ「ロイズ・アンティークス」を全国に展開する。

ロイズ・アンティークス エゴイストも同社の経営する店舗の1つで、2007年6月にオープンしたばかりの最新店舗である。そのオープンと同時に立ち上げたウェブサイトは、オンラインショップ機能も含めてMovable Typeで構築されている。

■系列店との差別化

ロイズ・アンティークスの系列ショップは全国に8店舗を数える。ロイズ・アンティークス エゴイスト以外の店舗は、2000年7月に運営が開始されたウェブサイトを共有して運用している。

しかし、ロイズ・アンティークス エゴイストの場合、系列ショップのウェブサイトから独立したサイトを、開店と同時に立ち上げた。

「ロイズ・アンティークス エゴイストは、弊社の他店舗同様にアンティーク家具を扱いますが、既存店舗よりもよりこだわりを深めるという意味で"エゴイスト"という店名になっています。そのため、ウェブサイトも独立したものとしました」

と、その理由を株式会社ロイズ 課長 鹿島冬生さんが話してくれた。

「ロイズ・アンティークスの全店共有サイトでも、新入荷アイテムの紹介やオンラインショッピングの提供、インフォメーションブログの公開などを行っていますが、扱うアイテムをウェブに漏れなく掲載することで、従来のサイトよりもダイレクトな販売を行うことを意識しています」と鹿島さんは続けた。

ウェブサイトを独立させることにより、サイト内に掲載されたアイテムは、系列店の中でもロイズ・アンティークス エゴイストでのみ扱われていることを強調する。そして、すべてのアイテムを紹介することによって、各アイテムがオンラインで購入できるだけでなく、店舗を訪れれば実際にその目で確認してから購入できる、ということをウェブサイトの訪問者に示せるのだ。

■アイテムのデータベースとしても活用

また、同店で扱うアンティークアイテムのすべてが掲載されることで、「ある種のデータベースになっている」という。

店頭にあるアイテムはもちろん、倉庫にあるアイテムや、買い付けたばかりのアイテムもすべて網羅され、掲載されているのだ。

アイテムを海外で買い付けると、すぐに「新商品」として概要データがウェブに掲載され、顧客にアピールできる。その後、実際に日本に到着してから(船便で1ヵ月程度かかるという)、詳細なデータやデジタルカメラで撮影した画像を追加して掲載する、というプロセスが多いそうだ。この"買い付け→店舗または倉庫に届く"というタイミングでそのアイテムに予約が入ったり、購入されたりすることも少なくないという。

「買い付けたアイテムをデータベースに登録すると、Movable Typeの管理画面からそれを参照できるようになります。それにコメントや画像を追加してエントリーすればウェブで簡単に公開できます」(鹿島さん)

■ブログプラスでオンラインショッピングを実現

ロイズ・アンティークス エゴイストのウェブサイトには、オンラインショッピング機能も搭載される。

「全店共有のサイトでもオンラインショッピング機能はありましたが、CGIプログラムなどの都合で、インフォメーションブログとは異なるサーバーにならざるを得ませんでした。そのため、URLが変わってしまうなど、やや不自然な部分がありました」(鹿島さん)

一方、この新ウェブサイトで採用されているのが「ブログプラス」である。ブログプラスとは、Movable Typeを使って、容易にショッピングサイトを構築できるプラグインだ。

ロイズ・アンティークス エゴイストのサイト制作を手がけたのは株式会社ベイリーフの森雅人さん。同社は、ブログプラスの開発元でもある。

「Movable Typeのブログ更新ツールとしての使いやすさを損ねないままにショッピングサイトを構築できるプラグインがブログプラスです」と森さん。

ロイズ・アンティークス エゴイストのウェブサイトでは、ブログ機能とオンラインショッピング機能がシームレスに統合された形で構築され、訪問者にまったく違和感を与えない。

「商品データベースからアイテム情報を自動的に取得しているのもブログプラスです」(森さん)といい、ブログとオンラインショップを同じ管理画面からケアできる点も大きな特徴だ。そのため、「店舗スタッフと私で更新作業を行えます」(鹿島さん)という。

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ブログプラスを使ったオンラインショップ。アイテムがカテゴリごとにまとめられ、ソートや絞り込み検索も容易

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アイテムを選択すると詳細画面へ。サイズや画像を確認できる。コメント欄を使って製品に対する質問などを送信できる

■少人数で充実したサイト構築

ウェブサイトのデザインは、非常にシックであり、店舗のイメージととてもマッチする。デザインを担当した、株式会社エーティー・ファクトリー クリエイティブディレクター竹田さんは、「開店と同時にサイトをオープンすることになったのですが、それが決まったのが開店のほぼ1カ月前で、かなりタイトなスケジュールでした」と話す。

しかし、「Movable Typeとブログプラスを使っているため、ほとんどの作業はCSSの設定とテンプレートの変更だけで済み、限られた時間で満足のいくデザインができました」(竹田さん)という。

また、「制作スタッフが私と竹田さんの2人だけ、というのも小回りが利いてよかったです。意思統一がうまくいったんですね」(森さん)という。そして、「今回のウェブサイト構築で、信頼できるパートナーと組むことが重要だと実感しました」と鹿島さんが続けた。

Movable Typeの汎用性の高さと、カスタマイズが容易な点が、少人数での充実したウェブサイト構築を成功させた大きな要因であるといえるだろう。

アンティークショップは、扱うアイテムがほとんど"1点もの"という、ある意味特殊な販売形態だ。そのため、ウェブサイトでの宣伝やアイテムのケアも、特殊にならざるを得ない。しかし、構築と運用にMovable Typeを使うことにより、実店舗とオンラインショップとを違和感なく有機的に組み合わせているのが、このロイズ・アンティークス エゴイストの事例なのである。

事例データ

Movable Type基本ライセンスパック

・サイトを始めたのは:2007年6月

・はじめた理由:新店舗オープンと同時に運用を開始したため

・制作を担当したのは:システム/株式会社ベイリーフ、デザイン/株式会社エーティー・ファクトリー

・何か手応えはありましたか:集客につながった。RSSを使って定期的にアイテムをチェックしてもらえるようになった

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