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断る営業.comがMovable Typeを使う理由

株式会社日本経営教育研究所様

営業マンの営業スタイル理論をブログに集約

断る営業.com」は、経営コンサルタント会社、株式会社日本経営教育研究所が手がけるサイトだ。同社は、企業のコンサルティング業務のほか、企業経営者・ビジネスマン向けの講演会や教育セミナーの運営なども行う。
そして、同社の代表取締役社長である石原 明さんは、同社の経営に加え、多数のビジネス書籍の著者としても活躍している。ここで取り上げる「断る営業.com」も、サイト立ち上げのきっかけは石原氏の著書『営業マンは断ることを覚えなさい』の文庫化がきっかけだったという。


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「断る営業.com」のトップページ。サイトを初訪問したユーザーはまず「営業タイプテスト」を受ける

■営業マンのポータルサイトを目指す
「自著である『営業マンは断ることを覚えなさい』が2007年夏に文庫化されたのです。このとき、このコンテンツをまた別の角度から多くの人の目にとまるように、という目的でサイトを立ち上げました」と石原さんはいう。

『営業マンは断ることを覚えなさい』は2002年に、メールマガジンとウェブページが並行する形で提供された。メールマガジンは開始から最速で約2万人もの読者を獲得した人気コンテンツだ。
そして翌2003年には新書版が刊行され、アマゾンジャパンで売り上げ首位を2週間維持するなどベストセラーとなった。その文庫化に際してのウェブページが、この「断る営業.com」だ。しかし当サイトは、単純に拡販サイトとしての側面だけを持つのではない。書籍の内容とは違った角度から解説を進める意味を持つコンテンツで構成されているのだ。

そして、「日本中の営業マンが毎日訪れる、ポータルサイトにしたい」(石原さん)というように、最終的には営業マンにとって有用な情報が集められるようなサイトを構築するのが狙いだ。当サイトに訪れると、営業マンは自分の営業スタイルを客観的に知るための「営業タイプ診断テスト」を受けられる。

そして、『営業マンは断ることを覚えなさい』のエッセンスともいるコンテンツはもちろん、ほかにも石原さんが営業マンの質問に答えるコンテンツがあり、定期的にサイトで実施されるアンケートの集計結果が掲載され、実際に現場で活躍する営業マンの"ナマ"の声をかいま見ることができる。

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石原さんによるQ&Aコンテンツ。このページにはコメントとトラックバックが有効になっている。静的ページと動的ページが統一デザインで展開される

■動静混じったサイト構築に適したMovable Type 4
断る営業.comは、Movable Type 4で構築されている。同社でサイト制作のディレクションを担当するのは、同社コンサルティング部 木村 圭丘さん。サイトの制作とウェブシステムの開発は、株式会社アークウェブが担当した。

木村さんは、「断る営業.comを立ち上げるにあたり、時期的にも将来的なことを考えてもMovable Type 4を選択するのが妥当だと考えました」という。

当サイトでは、読者がコメントやトラックバックができるコンテンツと、「初めての方へ」のページなど静的なコンテンツが混在する。しかし、コンテンツの基本デザインは統一されていてサイト内を移動していても違和感は全くない。こういった。動静が入り交じったサイトの作り方においては、Movable Type 4のウェブページ作成機能が有効だ。このような点も含め、採用を決定したそうだ。

構築に要した時間は約1カ月。文庫版『営業マンは断ることを覚えなさい』の発売と同時にサイトがスタートするのを目標に構築された。作業自体は、サイト全体のデザインを決め、そこにコンテンツを増やしていく形で順調に構築が進んだという。

「制作において作業が順調に進んだのも、Movable Type 4のシステムが柔軟だったためだと思います」(木村さん)
コンテンツの投入作業と、制作を担当したアークウェブによるテンプレートの実装が並行して進められたため、短期間での構築が実現できたそうだ。

同社は、すでに石原さんの人気ブログ「経営のヒント」を運営している。こちらはMovable Type 3であることと、石原さん個人が投稿するスタイルであるため、当サイトとはやや趣が異なっているが、運営ノウハウはすでにある。当サイトの記事自体は石原さんや他のスタッフが手がけたものもあるが、それを木村さんが集約し、サイトが運営されている。石原さんが読者の質問などに迅速に回答できる点も、ブログシステムが有効であると判断された理由だ。

木村さんは「刷新されたダッシュボード(管理画面)の操作感も良好で、ブログ形式、静的ページとも作りやすく運用性が高いと思っています」と、柔軟性や操作感を評し、
「プラグイン開発も進んでいるようですし、今後サイトを立ち上げるのであれば、Movable Type 4の導入に躊躇する理由はないと思います」と、拡張性・将来性についても手応えを感じているようだ。

■機能を拡張し、更なるコンテンツの充実へ向けて
サイトは文庫版『営業マンは断ることを覚えなさい』内に折り込み広告で告知されているため、開設当初から多くのユーザーの訪問があったという。石原さんの「経営のヒント」の読者も多いことも集客の一因だろう。さらに、書籍化以前からメールマガジンの読者であったユーザーの利用も多い。さまざまメディアが相互にミックスし、すでに1つのコミュニティを形成している格好だ。

さらに今後は、「各分野でトップの成績を誇る営業マンとの対談コンテンツを掲載したい」(石原さん)という構想や、「プラグインなどを使ってコミュニティ機能を追加することも考えている」(木村さん)といった計画もあるという。いずれも機能面では問題なく実現可能だ。

「営業マンのポータルサイトを目指す」という目標に向かって、今後もさまざまなコンテンツが計画されるだろう。一般的な企業サイトや企業ブログとはやや質の異なるサイトである「断る営業.com」だが、そこにはMovable Type 4による構築・運営のエッセンスが盛り込まれているのだ。

事例データ
・Movable Type4基本ライセンスパック
・サイトを始めたのは:2007年8月
・始めた理由:刊行書籍の文庫化とともに新たなサイトを運営しようと考えたため
・制作を担当したのは:株式会社アークウェブ
・何か手応えはありましたか:書籍の告知を行うとともに、新たなサイト訪問者を獲得している

(文:二瓶 朗)

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