導入事例

デコジャパン株式会社 コーポレートサイト - Movable Type ソフトウェア版 導入事例
岡崎市民会館 公式サイト - Movable Type ソフトウェア版 導入事例
一般社団法人 西東京市伝統文化育成会 公式サイト - MovableType.net 導入事例
画家 小高朋恵 公式サイト - MovableType.net 導入事例
株式会社フラワー不動産 ウェブサイト- Movable Type クラウド版導入事例
浅野肖像画工房 公式サイト - MovableType.net 導入事例
株式会社ヨシダ工業「Glanz(グランツ)」ウェブサイト- Movable Type 導入事例

レザーアート研究会が
MovableType.net を使う理由

レザーアート研究会様
写真を効果的に用い、見る人にとって面白く、ためになる情報を発信することで、ソーシャル経由でのサイト流入が多い特徴があります

西東京市のレザーアート研究会は、日本革工芸展をはじめ、国内外のコンテストや展覧会で数多くの受賞歴を持つレザーアーティスト・まつだみちこさんが主宰するレザークラフト(革工芸)や革ロウケツ染の教室だ。昨年6月に、長く個人的に運営してきた教室のホームページを、独自ドメイン取得とあわせ、SaaS形式で利用できるCMS「MovableType.net」を用いてリニューアル。その詳細について、まつだみちこさんと、構築を担当したAll Home Page株式会社 代表取締役 藤 まなみさんに伺った。

独自ドメイン取得とCMS導入により、手作業で運用していたサイトをリニューアル

レザーアート研究会は、西東京市(田無)において、革工芸教室として約40年の歴史がある。まつださんが美大在学中に革と出会い、独学で革工芸と革ロウケツ染を学びながら技術を磨き、現在は世界トップレベルの技術を持つレザーアーティストの第一人者として活躍する傍ら、約50人近い生徒に革工芸の楽しさを教えている。生徒は、初心者から作品を海外のコンテストに出展しているレベルの人まで、幅広い。

「教室を今の場所に構えて11年になります。今は1クラス最大8人の生徒が、革工芸と革ロウケツを学んでいて、各自がレベルや興味に応じて、それぞれ異なるテーマに取り組んでいます」(まつださん)

ホームページは、教室の告知や生徒募集の導線の役割を果たしてきた。

「受講希望者からの問い合わせは、現在はホームページが中心です。しかし、従来のホームページは、友人が借りているレンタルサーバーに私が間借りして個人的に運営していたもの。ホームページビルダーを使い、自分の作品発表のサイトと教室宣伝のサイトを別々に運営していたため、情報更新が手作業で、かつ二重化されて大変でした」(まつださん)

そこで、2016年に入ってから、本格的にホームページリニューアルに取り組むことになった。

セキュリティアップデートなどの保守、運用の負荷軽減、低価格で多機能という点から「MovableType.net」を選定

ホームページのリニューアルを担当したのは、All Home Page株式会社の藤さんだ。地元のビジネス交流会をきっかけに、まつださんと知り合い、自らもレザーアート研究会に生徒として通う中で、リニューアルの相談を受けた。

「提案の大きなポイントは、独自ドメインの取得と、CMS導入による情報更新性の向上の2点です。実際に教室に通うようになり、改めて世界的なレザーアーティストとしての先生のすごさ、人柄の穏やかさに触れました。新しく教室に通う人もみな、教室に馴染んで学んでいらっしゃる。こうした独自価値をわかりやすく伝えるサイトにしたいと思いました」(藤さん)

ホームページには国内だけでなく海外からのアクセスや問い合わせもあり、検索エンジンからの集客はサイトを運営する上で大きなポイントだ。

「サイトの目的を集客に置いたときに、革工芸を学びたい人の立場に立った情報提供のあり方を考えました。教室で学んでいる生徒の声を積極的に掲載することで革工芸の楽しさや教室の独自価値を伝え、また、情報更新は手間がかからないようにCMSでシステム化することを提案しました」(藤さん)

CMSに「MovableType.net」を提案した理由は、サーバーを用意する必要がなく安価ではじめられる点、セキュリティ対策など、保守・運用をメーカーであるシックス・アパートが行うため、サイト管理者の負荷が発生しない点、そして、サイトを効率的に運用できる便利な機能の追加が頻繁に行われている点が挙げられる。

「サイトの運用を考えたときに、CMSのセキュリティが一番の関心事です。こうした運用管理の負荷軽減に加えて、機能拡張のスピード、コスト面を総合的に考慮して、MovableType.net を提案しました。加えて、先生は海外の展覧会やコンテストに参加される機会もあるので、スマートフォンを使って外出先からも情報を更新できる必要がありました。MovableType.net は、投稿用のスマートフォンアプリが提供されていることや、管理画面がマルチデバイスに対応している点もありがたかったです」(藤さん)

リニューアル作業は、2016年6月の完成を目標に、具体的なサイト構築作業に移っていく。

「独自ドメインは『.tokyo』という都道府県型ドメインを取得しました。教室は西東京市にありますが、エリアとしては埼玉も含まれます。また、生徒さんは金沢や米沢など、地方から定期的に参加する方や、海外から参加する生徒さんもいます。目的を持って検索、来訪する人が多いことを考え、東京エリアでの検索を考慮しつつ、エリアはあまり絞り込みすぎないようにしました」(まつださん)

デザイン面では、スマートフォンでの閲覧にも考慮したレスポンシブデザイン対応がポイントに挙げられる。

「Googleもモバイルファーストインデックスに向けて、モバイル向けページの内容をインデックス登録し、検索結果での順位決定などに使用する方針を発表しました。将来的なSEOの動向を踏まえ、レスポンシブデザインをサイトデザインの基本に考えています」(藤さん)

リニューアル後は、ホームページ経由で5名の新規入会者があった

2016年6月のサイトリニューアル後、ホームページ経由で5名の入会者があり、「ホームページを見た」という問い合わせ件数も増えているということだ。

「リニューアル当初は、ドメインを移行したばかりで、検索順位も上がってきませんでしたが、徐々に『革工芸』『革ロウケツ染』などのキーワードで検索順位が上がり、それに併せて、10月頃よりホームページからの新規入会が増えました」(まつださん)

サイト来訪者の3分の2はモバイルからのアクセスで、レスポンシブデザインによるモバイル最適化が功を奏していることがわかる。また、情報の更新性や「MovableType.net」の使い勝手も、今までのように静的ページを1ページずつ作り、FTPでサーバーにアップしていた頃に比べ「格段に使いやすい」ということだ。

「先生自身がSEOに関心が高く、積極的に情報更新に取り組んでくださるので、どういう投稿をすれば効果的かというのを最初に打ちあわせました。『レザークラフト教室』『革工芸教室』『革ロウケツ染教室』といった関連キーワードを意識し、先生ご自身でほぼ毎日、月に10日程度の教室での授業風景や、作品、道具やハウツーといった内容の記事をアップされています」(藤さん)

また、リニューアル後はソーシャルメディアも積極的に活用している。まつださん個人のアカウントに加えて、教室のFacebookページを作成し、ブログの更新情報を中心に投稿している。

「サイトは、Facebookからの流入が多いという特徴があります。理由は、サイトの記事に写真を積極的に使っていて、記事のURLがシェアされるとog:imageとして記事内の写真がFacebook上に表示されるようにしています。og:imageの作品や制作過程などの写真が、記事を読みたいと思わせる効果的なビジュアルになっていると考えられます」(藤さん)

ソーシャル経由でのサイト流入はリニューアル前の約3倍で、「サイトを作って終わり」でなく、見る人にとって面白く、ためになる情報を発信するコンテンツマーケティングの観点からも、まつださんと藤さんの二人三脚でサイトをフルに活用していることが分かる。

今後は、作品の販売チャネルとしてのEC機能の整備にも取り組んでいきたい

今後の展望については、EC機能の強化が挙げられる。

「今まで、ネットショップはやってきませんでした。しかし、生徒さんの中にも上手な方がいて、作品を知っていただき、買っていただきたいと思っても、チャンスがなかなかありません。ですので、教室のホームページを自分や生徒さんの作品を販売するチャネルとして整備していきたいです」(まつださん)

そして、「MovableType.net」に対しては、さらに記事の検索性を高める機能追加を要望するとのことだ。

「ページがどんどん増えていくので、例えば、複数のカテゴリから『バッグ』で関連する作品のページが横串できるようなタグ機能、あるいは、サブカテゴリでページを細分化できる機能があると嬉しいです」(まつださん)
※2017年3月10日にカテゴリを3階層まで作成できるようになりました。

All Home Page では MovableType.net への移行サービスも提供

今回のリニューアルは、CMSを新規導入する形で進められたが、All Home Pageでは、ソフトウェア版の Movable Type や、WordPress などのオープンソースCMSで構築されたサイトの移行サービスとして「MtoM(Move up to MovableType.net)」というサイト引っ越しサービスを提供している。

「特に、中堅、中小企業のお客様から、古いバージョンのCMSのバージョンアップなどの保守、運用に行き詰まっている声をたくさんいただいています。CMSのセキュリティアップデートは大きな課題で、そうした課題解決の選択肢として、メーカーが保守、運用に対応してくれる『MovableType.net』に移行するサービスをご提供しています」(藤さん)

今後も、「MovableType.net」とAll Home Pageがパートナーとなり、レザーアート研究会のサイトをさらに成長させていくに違いない。

レザーアート研究会

写真左からまつだみちこさん、All Home Page 藤 まなみさん

事例データ

  • 使用した製品:MovableType.net
  • ウェブサイトURL: http://www.leather-art.tokyo/
  • ウェブサイトをリニューアルしたのは:2016年6月
  • サイトリニューアルの理由:独自ドメインを取得し、サイトの更新性を高めて教室の告知と申込み導線のさらなる強化を目的に
  • MovableType.net 採用の理由:サーバーを用意する必要がなく、保守、運用の手間もかからない点、安価に多機能が利用できる点が決め手
  • どのような手ごたえがありましたか?:更新性が高まり、レスポンシブデザインによるモバイル最適化もあいまって高い集客効果を実現している。ホームページ経由で5名の入会者があり、ホームページ経由の問い合わせも増えている

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