導入事例

デコジャパン株式会社 コーポレートサイト - Movable Type ソフトウェア版 導入事例
岡崎市民会館 公式サイト - Movable Type ソフトウェア版 導入事例
一般社団法人 西東京市伝統文化育成会 公式サイト - MovableType.net 導入事例
画家 小高朋恵 公式サイト - MovableType.net 導入事例
株式会社フラワー不動産 ウェブサイト- Movable Type クラウド版導入事例
浅野肖像画工房 公式サイト - MovableType.net 導入事例
株式会社ヨシダ工業「Glanz(グランツ)」ウェブサイト- Movable Type 導入事例

白倉歯科クリニックがPLIMOを使う理由

白倉歯科クリニック様
昔は歯科医院の数が少なかったため、患者様はあまり歯科医院を選べなかったのですが、今はコンビニの数よりも歯科医院があるため、歯科業界は患者様に選ばれなければならない時代になっています。モバイルサイトは重要な情報提供元になると思います。

東京都町田市にある白倉歯科クリニックは、Movable Typeをベースとした携帯専用CMS「PLIMO」を利用して自社のモバイルサイトを構築している。 同医院の院長を務める白倉由貴さんと、制作にあたった株式会社GENOVAの峠田大輔さんにお話を伺った。

白倉歯科クリニックのモバイルサイトができたのは2009年の秋。以前からも医療系のポータルサイト内などに同クリニックの情報を掲載していたが、専用ドメインを取っての自社運営はこのモバイルサイトが初となる。
「PC向けではなく、モバイルサイトを開いた理由はいくつかありますが、まず制作費用が低く押さえられる点が挙げられます。制作会社のGENOVAさんから同社が開発した携帯専用CMSのPLIMOを使えば手軽にモバイルサイトが作れると勧められて、開いてみることにしました」(白倉由貴さん)

PLIMOはMovable Typeをベースにして開発されたシステムで、通常のCMSの機能に加え、3キャリアに対応したサイトを同時に作成できる、入力ページで携帯からの表示を確認できるなど、モバイルサイト作成に適した機能を備えている。あらかじめウェブサイトの目的や業種に合わせたテンプレートも用意されており、いちからサイトを作ることもできるが、今回はGENOVAが構築を担当した。

「対象がPCか携帯かによって、サイトの作り方も違ってきます。携帯では初めに表示した1画面の中に更新情報が表示されるようにしたほうがいいんですね。また、サイトの階層を浅くして、知りたい情報にすんなりたどり着けることを第一に考えて設計しました」(峠田大輔さん)

m_02_01.jpg

「うちとしては、イメージカラーの茶色をメインに使って、高級感あるサイトにしてくださいという位の要望しか出しませんでした。ほぼおまかせでしたが、よい感じに作ってもらえました」(白倉由貴さん)
モバイルサイトを開いたもうひとつの理由は、医院の場所にあるという。 「町田という場所は大学なども多く、年齢層が若いんですね。患者さんも若い方が多いので、携帯を活用する人が多い。そこでモバイルサイトを充実させた方がいいのではないかと思いました」(白倉由貴さん)

サイトのコンテンツは、医院の特徴や地図、スタッフ紹介、治療項目などで、患者が必要とする情報がコンパクトにまとめられている。その中で更新頻度が多いのは「What`s New」、いわゆる病院からのお知らせのコーナーだ。無料相談のお知らせや特典などの情報が掲載されている。

そのほか、メールマガジンの発行も行っている。PLIMOのオプションとして用意されており、モバイルサイト上で購読の申し込みが可能だ。待合室にはフェリカリーダーが設置されているので、来院した患者が診察を待つまでの間に、手軽に携帯から登録ができる。

「メールマガジンでは、歯周病や虫歯など、歯に関する話題を取り上げています。月に1度、登録した方に送っています」(白倉由貴さん)

通院していないときでも、メールマガジンが届けば医院の存在を思い出してもらうことができる。歯のトラブルがないときにも定期的に検診を受けに来てもらうための啓蒙活動の一環でもある。

m_02_02.jpg
医療機器のご紹介ページ。普段目にすることが少ない専門の用具が紹介されている

アクセス数の増加

実際に、モバイルサイトによる効果は上がっているのだろうか。

「2010年に入ってから、順調にアクセス数が伸びていますね。現在、1ヶ月に800件くらいです。また実際に、モバイルサイトを見て来たという患者さんも増えています。受付で、来院したきっかけについてアンケートを取っているのですが、その統計に現れています」(白倉由貴さん)

「サイトへの流入は、検索サイト経由が約半数を占めています。携帯の検索サイトから"町田 歯科""町田 インプラント"など、地域名と診療科目を合わせて検索するとかなり上位に表示されるので、そこからの流入が多いですね。」(峠田大輔さん)

PLIMOには、あらかじめSEO対策用にキーワード設定機能が備わっている。パソコン用のサイトに比べてモバイルサイトは絶対数が少ないため、SEOの効果が現れやすい傾向がある。新規に参入したサイトでも、検索上位を狙える可能性が高いとも言える。

「SEO対策としては、サイトの更新頻度を上げたほうがいいとGENOVAさんから提案されたので、今年に入ってからはなるべく新しい情報を挙げるようにしています。その効果もあるかもしれません」(白倉由貴さん)
そのほかの流入経路としては、リスティング広告経由がある。

「携帯でGPSを立ち上げると周辺にある店の広告だけが表示されるリスティング広告に登録しています。クリック数の上限を毎月100件に制限していますが、その分は確実に見られていますね」(峠田大輔さん)

医院の特徴をアピールし積極的に患者を獲得

「昔は歯科医院の数が少なかったため、患者様はあまり歯科医院を選択できなかったのですが、現在は歯科医院の数は全国に約7万軒、東京だけでも1万軒あり、この数はコンビニよりも多いんです。その中で患者様に選んで来院し続けてもらう事は大変です。歯科医院を選ぶ理由として一般的なのは口コミであることに代わりはありませんが、この街の場合は親と離れて一人暮らしをしている若い人も多い。そういう人たちにとって、モバイルサイトは重要な情報提供元になると思います」(白倉由貴さん)

検索結果の上位に来るだけではなく、コンテンツ内容に説得力があるかどうかももちろん重要だ。
「当医院では、なるべく患者様に嫌な思いをさせないため、無痛治療を心がけ、また患者様との対話を重要視しています。サイトでもその点について説明していますので、それを読んで安心して来院してくれる患者さんも多いですね」(白倉由貴さん)

他医院との違いをアピールするためのツールとしてウェブサイトが役に立つのは言うまでもない。さらに、まだ数の少ないモバイルサイトを用意すれば、新たな層へのリーチも期待できる。

「携帯で検索するユーザー数は明らかに増える傾向にありますね。今まではYahoo!モバイル検索が中心でしたが、グーグルがテレビCMをし始めてからは、グーグルモバイル検索ユーザーが増えてきています」(峠田大輔さん)
また、今後スマートフォンからのアクセスも増えることが予想されるが、すでにPLIMOからのスマートフォン対応も視野に入れて開発を進めているという。時代に合わせたウェブサイト作りを考えたとき、モバイル対応が手軽にできるPLIMOは有効な選択肢のひとつになるだろう。

shirakura_clinic.jpg
白倉歯科クリニック 白倉由貴さん

事例データ

  • PLIMO(Movable Type)
  • サイトを公開したのは:2009年秋
  • はじめた理由:営業ツールとして
  • 制作を担当したのは:株式会社GENOVA
  • 何か手ごたえはありましたか?:新たな顧客の獲得につながった

同じ業種の事例

ダウンロード
page top