新規にインストールする場合、次のステップで行います。
まずはじめに、Movable Typeを実行するために必要な以下の環境を準備します。環境についてご不明の点がある場合は、サーバーの管理者にご相談願います。
Movable Typeの機能のほとんどは、Perlスクリプト・プログラムとして実行します。ウェブ・サーバー上でPerlスクリプトを実行するために、Perlの実行環境へのパスを正しく指定する必要があります。Perlの実行環境へのパスは、ホスティング・サービスのサポート・ページなどを参照してください。もしくは、シェル(コマンド行)を実行できるアカウントを持っており、シェルに精通しているユーザーは、アカウントにログインした後、以下のコマンドを実行することもできます。
whereis perl
Movable Typeでは、/usr/bin/perlが初期値です。
Movable TypeのPerlスクリプト・プログラムは、ウェブ・サーバーのCGIプログラムとして実行します。インストール先のディレクトリは、CGIプログラムが実行可能なディレクトリを設定します。ここでは、仮にappsディレクトリとします。
最新の配布パッケージは、シックス・アパートのウェブサイトからいつでもダウンロードできます。
ローカルに保存したパッケージを、解凍プログラムで適切なディレクトリに解凍します。先ほど確認したPerlの実行環境が初期値と異なる場合は、テキスト・エディタプログラムで、拡張子がcgiのファイルの1行目を修正してください。修正する際に-wを誤って削除しないように注意してください。
インストール先やデータベースの設定等を、全て環境設定ファイル (mt-config.cgi) に以下のように指定します。
パッケージを解凍したディレクトリの内容を、ウェブ・サーバーのインストール先 (環境設定ファイルのCGIPathで指定している場所) に、FTPクライアントソフト等でアップロードします。アップロードの際は、mt-static/imagesディレクトリ内のファイルはバイナリーモードで、それ以外はASCIIモードでアップロードします。アップロード後、インストール先のディレクトリ内のCGIスクリプト (.cgiで終わる名前のファイル) の権限を755に設定します。
今までの作業について、システム・チェックプログラム (mt-check.cgi) を実行して最終確認を行います。本例では、http://www.mt-site.jp/apps/mt-check.cgiになります。実行の結果、「準備が整いました。」というメッセージを表示した場合、無事に作業が終了したことになります。このメッセージが表示されなかった場合、何らかの作業が完了していないので、続けて作業を行います。
システム・チェックが正常に終了したら、インストール先にあるセットアッププログラムを実行します。セットアッププログラムは、インストール先のindex.htmlの「ログイン」リンクをクリックして実行します。本例では、http://www.mt-site.jp/apps/index.htmlになります。セットアッププログラムが正常に終了すると、「ログイン画面」が表示されます。これでインストールは終了です。お疲れ様でした。