Movable Type 4.01 のバージョンアップ内容は以下の通りです。
- アップグレードの種類
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バグ・フィックスおよび、XSS の修正 (1カ所)。
- アップグレードの必要性
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強く推奨。すべての 4.0 ユーザーは、4.01 へアップグレードをすることが強く推奨されます。
- パフォーマンスの改善
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MT4 の管理画面の操作、および再構築に関連する、重要な修正がおこなわれています。MT4.01 にアップグレードすることで、パフォーマンスの改善が期待されます。
- プラグインへの影響
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影響は想定しておりません。ただし、Movable Type Perl API のバグ修正がおこなわれているため、なんらかの影響がでる可能性はあります。
- デザインテンプレートへの影響
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影響は想定しておりません。サーチ結果を表示するページのデフォルトテンプレートが、XHTML1.0 Transitional の仕様に則るために若干の修正がされています。
- ライセンス
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MT4.0 から MT4.01 へのアップグレードは無料です。
既知の問題
- アップグレード処理がランダムに実行される場合がある
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一部のユーザー様から、アップグレード処理がランダムに実行されるとの報告がありました。この問題に関しては、現在も調査中です。もし、同様の問題を経験されましたら、なにとぞシックス・アパートまでレポートをいただければと思います。
- MT コアタグの拡張に関して
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mt:tags の拡張に一部制限がありますが、こちらは仕様となります。MT はコアタグを置き換える仕組みを持っています。レジストリは、プラグインがハンドラを再宣言することを許可しますが、しかしながら現状では、同一のタグに関して複数のプラグインが競合する宣言をおこなう場合には、それを正しく処理することができません。この制限に関連して、MultiBlog プラグインが複数のコアタグ (Tags, Entries, Comments, など) を再定義しています。これは、ブログのプライバシー設定があった場合に、ただしく処理するためのものです。これにより、
<MTEntries blog_ids="all">
と指定した場合、MultiBlog はその処理をインターセプトし、もし特定のブログがMultiBlogのグループから除外されなければいけない場合は、それを除外した正しい blog_id のリストを渡します。例えば、もし "Core" タグのハンドラをオーバーライドしたい場合、そのタグのコアハンドラを、独自の挙動に修正するために、置き換えることが推奨されます。そのようなプラグインは、コアコンポーネントと直接、やりとりすることをおすすめします。例を示すと、以下のようになります。
sub init { my $p = shift; $p->SUPER::init(@_); my $core = MT->component('core'); my $r = $core->registry("tags", "block"); $r->{Tags} = \&hose; }
これにより、MT のコアレジストリのエレメントを置き換えることが可能です。この方法により、ハンドラを拡張するプラグインは、望み通りの結果をえることができます。そして、MultiBlog のプライバシー設定を反映しつつ、しかし MultiBlog が、あなたの指定したハンドラを実行することが可能です。
Change Log
詳細な変更点は、以下のページをご参照ください。