Movable Type 6.3.2 以前のバージョンで確認された、複数の問題の修正および機能改善を含む新しいバージョンとして、Movable Type 6.3.3 の提供を開始します。
今回のアップデートに Movable Type 本体におけるセキュリティに関する修正は含まれませんが、Movable Type クラウド版の環境において、先日発表された OpenSSL の複数の脆弱性への対応もあわせて行っています。
新機能・改善された機能
クラウド版におけるSSL匿名認証時のセキュリティ強化
SSL匿名認証を利用する暗号方式を FTP サーバーで禁止にしました。これはセキュリティ上の変更になるため、ご利用中の FTP クライアントで接続できない場合は、別のクライアントソフトをお試しください。
変更された機能
ユーザー登録時のパスワード
ユーザーのパスワードへの日本語の使用を不可としました。
修正された問題
ウェブサイト・ブログ
クリエイティブ・コモンズの設定をおこなったとき、選択したライセンスが表示されない問題を解決しました。
記事・ウェブページ
LDAP ユーザー認証を利用していて、EndUserManagement が有効なとき、記事の著者を変更せずに記事のインポートをおこなうとパスワードの入力を求められる問題を解決しました。
クラウド版
Basic 認証が指定されている URL について、リダイレクトを設定してもリダイレクトされない問題等を解決しました。
スマートフォンオプション(スマートフォン管理画面)
スマートフォンから記事本文を入力するとき、文字を入力するたびに本文欄が伸びてしまう問題を解決しました。
そのほか、ダイナミック/パブリッシングにおける問題の修正などを行っています。詳細はリリースノートにてご確認ください。
Movable Type 6.3.3 の入手方法
- Movable Type 6 のライセンスをお持ちでない方
- ライセンスご案内ページからご購入ください。
- Movable Type 6 のライセンスをお持ちの方、Movable Type Advanced をご利用の方
- シックス・アパート ユーザーサイトからダウンロードいただけます。
- Movable Type クラウド版をご利用の方
- 既にメンテナンスを実施し、自動アップデートを有効にされているすべてのお客様の環境で、アップデートが完了しています。※ 自動アップデートは初期設定では有効です。意図的に無効にされている場合を除き、アップデートが実施されています。
- Movable Type for AWS / Movable Type Advanced for AWS をご利用の方
- AWS Marketplace に最新版を申請済みです。適用され次第、アップデートしてください。Movable Type for AWS バージョン 6.0.4 以降を AWS Marketplace から新しくインスタンス化している場合は、yum コマンドを利用したアップデートが利用可能です。
アップデートの詳しい手順については、以下のページをご覧ください。 - 個人無償版をご利用の方
- 個人無償版ダウンロードフォームより再度お申し込みいただき、改めてダウンロードしてご利用ください。
その他、Movable Type の詳細は製品サイトをご覧ください。