Movable Type 7 リリース以降に発見された問題を解消した修正バージョンとして Movable Type 7 r.4601 の提供を開始します。また、これに伴い、Movable Type Premium および Movable Type Premium (Advanced Edition) 1.2 をリリースします。
さらに、Movable Type 6.3.8 で発見されたセキュリティ問題を解決した Movable Type 6.3.9 と、これまでに発見、報告された多くの問題を解消し、クラウド版と同様に EOM/EOL を2022年まで延長した Movable Type 6.5 の提供を開始します。
ニュース目次
Movable Type 7 r.4601 について
Movable Type 7 r.4601 は、以下においてリリースされています。
- ソフトウェア版(Movable Type / Movable Type Advanced)/クラウド版/AMI版(MT for AWS)
新機能・改善された機能
- PHP 7.1 / 7.2 / 7.3 に対応
- 長らく PHP 7.0 系のサポートで止まっておりましたが、7.3系までの対応と検証をしました。ダイナミック・パブリッシングで PHP 7.1 / 7.2 / 7.3 が利用できます。
- サーバー配信
- サーバー配信設定が削除されたときにレコードが残る問題を修正しました。
- 新しいテンプレートタグ
- MTContentDataSearchScript
コンテンツデータ検索用 CGI スクリプトのファイル名を表示します。MTCGIPath タグと組み合わせることで、スクリプトにアクセスする URL を生成できます。 - Data API
- createContentData エンドポイントを呼び出すとき、publish パラメータに 0 を指定することで再構築を行わずにコンテンツデータを登録できるようになりました。大量にデータを登録する際の処理速度が向上します。
主に上記のほか、いくつかの機能を改善・修正し、クラウド版では、OpenSSL ライブラリ、ImageMagick、Apache 版における httpd サーバーソフトウェアのアップデートなども行なっています。詳細は Movable Type 7 r.4601 リリースノートをご確認ください。
Movable Type Premium / Movable Type Premium (Advanced Edition) 1.2 について
Movable Type Premium / Movable Type Premium (Advanced Edition) は、今回リリースされた Movable Type 7 r.4601 の変更に加えて、以下の修正が行われています。
修正された問題
- SiteSync が無効になったとき、SitemapNavigator ウィジェットでエラーが発生する問題を解決しました
- ReplaceableVersion を無効にしたとき、SiteValidator ウィジェットも併せて非表示になる問題を解決しました
- 記事編集画面のサーバー応答が20秒を超えるとき、GetLock が動作しなくなる問題を解決しました
Movable Type Premium のリリースノートはこちらです。
なお Movable Type Premium では、5月に、WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)準拠のアクセシビリティチェッカーや、フォルダ・ファイル格納されたZIPアップロードによる一括登録などの機能を搭載した新バージョンのリリースを予定しています。
評価版の提供や、クラウド環境でのトライアルも可能です。ご検討中の方は、ぜひご利用ください。
Movable Type 6.3.9 について
Movable Type 6.3.8 で発見されたセキュリティ問題を解決しています。Movable Type 6.3.9 は、以下においてリリースされています。
- ソフトウェア版(Movable Type / Movable Type Advanced)
修正された問題
- テンプレート編集画面において、パラメータのエスケープが適切に行われない問題を解決しました
Movable Type 6.3.9 のリリースノートはこちらです。
Movable Type 6.5 について
これまでに発見、報告された多くの問題を解消しています。また、セキュリティ上の問題についても解決しています。Movable Type 6.5 は、以下においてリリースされています。
- ソフトウェア版(Movable Type / Movable Type Advanced)/クラウド版/AMI版(MT for AWS)
Movable Type 6.3 系は、2019年5月16日に EOM(End of Maintenance)となりメンテナンスが終了しますが 、Movable Type 6.5 は、クラウド版で Movable Type 6 をご利用いただくのと同様に EOM / EOL が 2022年5月16日 まで延長されます。
Movable Type 6 のライセンスをお持ちの方が、2022年までバグフィックス・脆弱性対応が行われる Movable Type 6.5 をご利用いただくには、「Movable Type 年間メンテナンス」の購入・更新が必要です。メンテナンス保有期間中は、Movable Type 6.5 の継続利用、Movable Type 7 へのバージョンアップのいずれも選択可能です。
年間メンテナンスはライセンスのご案内ページで購入いただけます。
Movable Type 6.5 では多数の修正が行われていますので、リリースノートをご確認ください。
Movable Type の製品ライフサイクルについては、プロダクト・ライフサイクルポリシーをご覧ください。
それぞれ の入手方法について
ソフトウェア版のアップデートを行う際は、データベースのバックアップを必ず取得したのち、上書きアップデートではなく別ディレクトリへインストールする形でのアップデートを強くおすすめします。
- ソフトウェア版 Movable Type 7 / Movable Type Premium / Movable Type Advanced のライセンスをお持ちの方
- シックス・アパート ユーザーサイトから最新版をダウンロードいただけます。
- Movable Type のライセンスをお持ちでない方
- ライセンスご案内ページから、必要なライセンスをご購入ください。
- Movable Type 6 ライセンスをお持ちで、年間メンテナンスを購入されている方
- シックス・アパート ユーザーサイトから、Movable Type 6.5 / Movable Type 7 最新版をダウンロードいただけます。
- Movable Type 6 ライセンスをお持ちで、年間メンテナンスを購入されていない方
- シックス・アパート ユーザーサイトから、Movable Type 6.3.9 のダウンロードは可能です。Movable Type 6.5 / Movable Type 7 をご利用になるには、ライセンスご案内ページにて年間メンテナンスご購入ください。
- クラウド版で Movable Type 6 / Movable Type 7 / Movable Type Premium をご利用の方
- 既にメンテナンスを実施し、自動アップデートを有効にされているすべてのお客様の環境で、Movable Type 6.5、Movable Type 7 r.4601、Movable Type Premium 1.2 へのアップデートが完了しています。
※ 自動アップデートは初期設定では有効です。意図的に無効にされている場合を除き、アップデートが実施されています。 - Movable Type for AWS をご利用の方
- AWS Marketplace に最新版(Movable Type 6.5、Movable Type 7 r.4601)を申請中ですが、ご利用中の方は、yum コマンドを利用してアップデートが利用可能です。
アップデートの詳しい手順については、下記のマニュアルをご覧ください。 Movable Type 6 for AWS からバージョンアップされる方は、下記のマニュアルをご覧ください。 - 個人無償版をご利用の方
- 個人無償版ダウンロードフォームより再度お申し込みいただき、Movable Type 7 r.4601 を改めてダウンロードしてご利用ください。
その他、Movable Type の詳細は、製品サイトをご覧ください。