Movable Type の次期バージョンとなる Movable Type 8 のデベロッパープレビューを公開しました。
Movable Type 8 のデベロッパープレビューは、Movable Type のドキュメントサイト MovableType.jp からダウンロードして利用可能です。
デベロッパープレビューは開発中のバージョンです。稼動中の本番環境では使用せず、本番環境と別のデータベースを使用するよう新たにインストールを行い、既存のデータをインポートするなどしてご使用ください。
Movable Type 8 の主な新機能、改善点
Movable Type 8 では多数の機能強化、改善を行なっており、デベロッパープレビューでお試しいただけます。
- 共有プレビュー機能
- プラグインとして提供していた共有プレビュー機能を同梱しました。コンテンツデータ、記事、ウェブページに対応し、一時的なプレビューではなく、公開前に他の人に確認してもらえるプレビューページを生成できます。コンテンツを編集して保存しても再度同じURLでプレビューを確認可能。パスワードも設定できるため安全に運用できます。
- 新しいブロックエディタ機能
- プラグインとして提供(クラウド版では同梱)していた 新しいブロックエディタ(MTブロックエディタ)機能を同梱しました。コンテンツタイプのテキスト(複数行)、記事、ウェブページで利用でき、ブロックを追加する形でコンテンツを編集できます。さらに、標準ブロックに加え、独自のコンテンツに合わせた要素の「カスタムブロック」も作成可能。従来のブロックエディタよりも使いやすく、柔軟なコンテンツ編集に対応できます。
- 管理画面の多要素認証機能
- プラグインとして提供(クラウド版では同梱)していた 多要素認証機能を同梱しました。Movable Type の管理画面のサインインで多要素認証を行えます。現在は TOTP (Time-based One Time Password) による2要素認証に対応。管理画面へのアクセス認証を強化することで、より安全に運用できます。
- ライセンス確認画面
- システムの設定に「ライセンス確認」を新設しました。SAID(シックス・アパート ユーザーID)と購入した Movable Type のライセンス番号を登録しておくことで、登録社名や登録日時、メンテナンス期限などの情報を確認することができます。
- 検索機能への導線の改善
- 検索機能へ素早くアクセスできるように、管理画面の左上に検索ページへ遷移するボタンを設置しました。
- コンテンツタイプの検索・置換の検索結果を見やすく改善
- コンテンツタイプの検索結果において、検索対象の文字列がどのコンテンツフィールドに含まれているかがわかるように表示を改善しました
- コンテンツタイプ型コンテンツフィールドでのコンテンツデータの選択画面の改善
- コンテンツタイプ型のコンテンツフィールドにおいて、他のコンテンツタイプのデータを関連づける際に素早く探せるように検索機能を追加しました。
- サーバー配信機能関連の改善・強化 ※ Movable Type Advanced(ソフトウェア版)、Movable Type クラウド版のみ
- サーバー配信の配信方法(配信先)として、Cloudflare R2 と Amazon S3 に対応しました。クラウド版では S4 プラン以上で利用可能になります。このほかサーバー配信機能関連では多数の改善があります。
これらのほかにも多数の改善、修正を行なっています。詳細および開発者の皆様向けの具体的な情報、Movable Type 8 のアップデート方針などについては、リリースノートをご覧ください。