Movable Type クラウド版において、2023年8月29日以前に提供した環境で利用している CentOS 7 のサポート期限が、2024年6月30日に終了 (EOL) となります。
そのため、CentOS 7 上で稼働している環境をご利用のお客様に、Rocky Linux をOSとして採用した新たな環境への移行をご案内します。
目次
移行の対象となる環境
- 2023年8月29日以前に提供した Movable Type 7 もしくは Movable Type Premium(Movable Type 7 ベース)の環境
対象となるお客様へは、後日個別にメールで移行の案内をお送りします。
なお、8月30日以降に提供した環境および Movable Type 8 / Movable Type Premium(Movable Type 8 ベース)の環境については、当初から Rocky Linux の環境のため、移行の必要はありません。
利用中の環境のOSの情報を確認されたい場合は、Movable Type クラウド版 マイページのインスタンス情報にある基本情報の「OS」の欄をご覧ください。
移行メンテナンスの実施スケジュール
- メンテナンス実施日
- 2024年6月30日までの期間、シックス・アパートの営業日に順次、個別に移行作業を実施します。
- 対象となるお客様へのご案内
- 移行作業予定日の1〜2週間ほど前にメールでご連絡します。
ご調整が難しい場合は、事前にMovable Type クラウド版 マイページのお問い合わせフォーム「CentOS から Rocky Linux への移行に関するお問い合わせ」から、サポートまでお申し出ください。 - 移行作業準備期間・作業中にトラブルが確認された場合
- 移行作業準備期間・作業中にトラブルが確認された場合は、作業を中止し追ってご案内します。その場合は CentOS 7 環境を引き続きご利用いただけます。新たな作業日程については改めてご案内します。
移行作業の費用
移行作業はシックス・アパートが無償で実施します。
移行当日のメンテナンス時間と制限事項
- 今回の作業では、トラブルを未然に防ぐため、稼働中の環境へのOS上書きは行いません。新たな環境を用意し、シックス・アパートにて作業日当日の未明に取得したバックアップをコピーします。
※ 当日未明のバックアップ取得後にコンテンツを更新された内容は新環境には反映されません。 - データの不整合を防止するため、お客様ごとに指定したメンテナンス実施日の 0 時から 13 時まで、管理画面へのサインイン・コンテンツの更新を停止してください。
- 作業当日7時から13時までの間に、ネットワーク切替のため、5分間程度の閲覧停止が発生する場合があります。
※サーバー配信などの機能を利用して他のサーバーを閲覧に使用している場合は、閲覧停止は発生しません。
移行作業が完了しましたら、サポートからメールにてご連絡します。念のためサイト表示・動作の確認をお願いします。
移行後の新たな提供環境について
- 作業日の最新のバックアップを元に新たなご利用環境のサーバーをご提供します。
- IPアドレス、ホスト名(URL)の変更はなく、DNSをお客様が変更する必要はありません。
- Movable Type クラウド版のコンテンツ・設定は全て引き継がれます。
- ご利用方法には変更はありません。
- ご利用環境のVM番号が変更されます。
- ご利用環境のOSが Rocky Linx になります。
なお、新環境のOSのバージョンは Rocky Linux 9.2を採用していますが、今後バージョンアップされる場合があります。
移行後の CentOS 7 環境のデータ保持期間
新環境(Rocky Linux 上の環境)への移行後、旧 CentOS 7 環境については移行作業完了時にサーバーを停止し、1週間後に完全に削除します。
※ 削除後は復旧できなくなります。
移行作業後、ご利用中に不具合が判明した場合は、6日以内にサポートまでご相談ください。移行作業前の段階のデータにて CentOS 7 環境をご提供することも可能です。その場合は、後日改めてOSの移行メンテナンスを実施します。
移行後の Movable Type のバージョンについて
移行後の新環境は、Movable Type 7 もしくは Movable Type Premium(Movable Type 7 ベース)における作業時点での最新のバージョンとなります。
自動アップデートを無効に設定されている場合でもアップデートされますので、ご注意ください。
Movable Type 8 / Movable Type Premium (Movable Type 8 ベース)へのアップグレードは今回の移行には含まれません。
Rocky Linux 環境に移行後は、お客様ご自身にて Movable Type 8 もしくは Movable Type Premium (Movable Type 8 ベース)にアップグレードが可能になります。
※ その際、アップグレード後に Movable Type 7 に戻すにはバックアップデータが必要となるため、必ず Rocky Linux に移行した翌日以降に、バックアップデータを生成されてからアップグレード作業を行なってください。
プラグインの互換性について
今回の移行では、プラグインはそのままご利用いただけます。
ただし、自動アップデートをオフにしている環境で旧バージョンを引き続き利用されている場合については、最新バージョンへの対応にご注意ください。
WAF オプション(攻撃遮断くん)をご契約中のお客様
WAF オプション(攻撃遮断くん)を利用されている環境では、攻撃遮断くんの Rocky Linux 対応版へのバージョンアップ手続きとクラウド版への再インストールが必要になる場合があります。その際は、期限までに必要に応じてサポートより個別にご連絡します。
CentOS から Rocky Linux への移行に関するお問い合わせについて
本件に関するお問い合わせは Movable Type クラウド版 マイページの「CentOS から Rocky Linux への移行に関するお問い合わせ」からお願いします。