プレスリリース

ブログ・ソフトウェアおよびサービス大手のシックス・アパート株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：関 信浩）は、ブログ・ソフトウェア「Movable Type」が仮想化と自動化ソフトウェアにおけるワールドワイドリーダーであるパラレルス社の推進するAPS(Application Packaging Standard)規格※1に今後対応していく予定であることを発表します。

プレスリリース資料

• 印刷用資料（PDFファイル）

本発表は、2009年2月4日に米シックス・アパートから発表されたMovable TypeのAPS対応を受け、国内でのMovable Type日本語版による対応意向を表明するものです。具体的な対応時期や対応バージョン等は、決まり次第発表する予定です。

http://www.sixapart.com/blog/2009/02/six-apart-announces-support-fo.html

APS規格は、クラウドベースのサービスおよびアプリケーションのプロビジョニング※2、管理、統合をカバーするオープンな仕様です。Movable TypeのAPS対応により、あらゆる規模の企業が、APSをサポートするホスティング事業者を通じてSaaS（Software as a Service）モデルでMovable Typeを利用し、リッチかつ双方向のウェブサイト構築をさらに簡単に行えるようになります。ホスティング事業者は、既存サービスにMovable Typeをバンドルすることによってさらなるビジネス活性化を推進できるほか、エンドユーザーは、信頼性の高いオンデマンド環境でMovable Typeを利用することにより、最新版のMovable Typeを高品質な環境で利用することができるようになります。

パラレルス社を主要メンバーとして推進しているAPSへの対応により、ホスティング事業者はAPSアプリケーション用の標準ソケットを利用して、Movable Typeを効果的に既存インフラに提供・インストールすることが可能となります。APS対応のアプリケーションとして、Movable Typeはパラレルス社のホスティング自動化パネル「Parallels Plesk Panel」およびOS仮想化ソリューション「Parallels Virtuozzo Containers」に互換性を持っています。

競争が激化する市場において、ホスティング事業者はMovable Typeを利用することで、サービス提供の差別化を図り、既存顧客だけでなく新規顧客にも魅力的なサービスを提供することが可能となります。Movable Typeの持つブログ、コンテンツ管理、コミュニティ、パワフルな管理・分析、および信頼性の高いセキュリティ等の各種機能により、あらゆるホスティング・サービス・パッケージにメリットを提供します。

Movable TypeのAPS対応表明について、パラレルス株式会社 代表取締役の土居 昌博氏から次のようにコメントをいただいています。
「ブログ・ソフトウェアの業界標準であるMovable TypeがAPSに対応することにより、ホスティング事業者とその利用者に大きなメリットを提供できると確信しています。米国では、発表と同時にAPS対応のMovable Type採用を決定したホスティング事業者も出てきており、国内でも期待が高まっています。」

• ※1 APS規格： APS規格は、クラウドベースのサービスおよびアプリケーションのプロビジョニング、管理、統合をカバーする仕様です。APSはアプリケーションの完全なライフサイクルをカバーしており、SaaSおよびクラウドコンピューティングにて要求される完全な自動化や役割ベースのアクセスコントロールなどに対応するようにデザインされています。APSはオープン規格であり、2009年中に非営利団体として管理されることが期待されています。全ての仕様は無償で提供され、オープンなメンバーシップはISVやクラウドオペレータがAPS規格の開発に携わることを可能にします。APSに関する詳細は、www.apsstandard.org をご参照ください。
• ※2 プロビジョニング： ネットワーク設備やシステムリソースなどを事前に用意しておき、ユーザーの要求に応じてそれを割り当てて迅速にサービスの提供を行うこと。

Six Apart、Movable Type、TypePadはSix Apart Ltd.の登録商標です。本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。