プレスリリース
シックス・アパートのプレスリリースです。
高機能CMSサービス「MovableType.net」にブロックエディタ機能を追加
~ カスタムブロックを追加し、コンテンツ構造に合わせた編集画面を作成可能
登録不要でブロックエディタを試せるデモサイトも用意しています ~
2020年6月16日
シックス・アパート株式会社
プレスリリース資料
ブログ・CMS(コンテンツ管理システム)および関連サービス大手のシックス・アパート株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:古賀 早)は、本日、高機能WebCMSサービス「MovableType.net(ムーバブル・タイプ・ドット・ネット)」のコンテンツ編集機能にブロックエディタを追加しました。本機能は、MovableType.net のすべてのプランで追加料金なく利用できます。
ブロックエディタとは、記事やウェブページのコンテンツ作成時に見出しやテキスト、表組み、画像、埋め込み動画、マルチカラム(2列、3列、4列)といったブロックを組み合わせて編集できる機能です。サイトのデザインに合わせたカスタムブロックを作ることで、吹き出し付きのインタビュー記事や、複数の画像を指定しスライドショー形式で表示するブロックを作成可能です。HTMLのソースコードを編集することなく、リッチなレイアウトを簡単に表現できます。
ブロックエディタ搭載の背景
日々のサイトの運用において、最も使われるCMSの機能は記事やウェブページの編集画面のエディタです。これまで編集フォーマットとして、「なし(HTMLで自由に記述可能)」「Markdown」「改行を変換」「リッチテキスト」の4種類を用意していました。今回、新しい編集フォーマットとして、「ブロックエディタ」を追加しました。
ブロックエディタはコンテンツ運用担当者ができるかぎりWYSIWYG(見たまま)で多彩なコンテンツを取り込み、心地よくページを作成できること、さらにブロックエディタを使って作成したデータの管理しやすさ、扱いやすさを意識して開発しました。
標準で用意している8つのブロックを組み合わせることで、見出しや表組みに加えて、横並びの3カラムの真ん中に画像を表示するなどの複雑なレイアウトを見たまま簡単に編集できます。さらに、サイトごとに任意の定型フォーマットをカスタムブロックとして追加できます。
MovableType.netは、SaaS型CMSであるため任意のプラグインを追加することはできません。その代わりに、ユーザーが追加できるカスタムブロックが用意されています。拡張性が高く、さまざまな構造のコンテンツが登録しやすい編集画面を実現できます。
ブロックエディタの特長
ブロックを組み合わせて、記事・ウェブページを作成
MovableType.net のブロックエディタは、記事とウェブページの編集画面にある本文・続き・複数行テキスト(カスタムフィールド)で利用できます。
標準では、8種類のブロックを用意しています。
- テキストブロック(段落、見出し、太字、箇条書き、中央寄せなど)
- 画像(代替テキスト、キャプション、表示サイズ、表示位置指定)
- ファイル(ダウンロードリンク)
- HTML
- oEmbed(動画やSNS投稿を埋め込み)
- 罫線
- テーブル(セルの追加、結合、スタイルの調整)
- マルチカラム(2列、3列、4列)
[標準で搭載する8つのブロック]
ブロックを並び替えて編集
テキストや画像、表などのブロックを組み合わせてコンテンツを作成できます。配置したブロックの順番はドラッグ&ドロップ、または矢印ボタンで自由に並べ替えることができます。
[ドラッグ&ドロップまたは矢印でブロックの順番を並び替え]
ユーザーがカスタムブロックを追加可能
8つの標準ブロックに加えて、サイトごとにカスタムブロックを追加できます。CSSやJavaScriptを利用して、ファイルを扱うこともできるため、多様な型式のコンテンツをブロックにすることができます。
カスタムブロックの利用例を紹介します。
- 注意やヒントを表示する複数パターンの囲み枠や、インタビュー記事用のアイコン付き吹き出しなど、スタイル付きのテキストブロックを作る
- サイトごとのレスポンシブレイアウトの仕様に合わせた、横並び2カラムのブロックを作る
- Excelのデータを読み込み、自動で表を作成する
- 複数の画像を指定して、スライドショー形式で表示する
[Excelのデータを読み込み、表を作成する例]
カスタムブロックは、個別の設定ごとに「書き出す」「読み込む」ことが可能です。例えば店舗紹介用の写真・店名・メニュー・住所・営業時間をレイアウトして表示するカスタムブロックを読み込むことで、記事やウェブページ内の任意の場所で店舗紹介枠を表示することができます。
またテーマを「書き出す」「読み込む」際にもカスタムブロックの設定を含めることができるため、より作り込んだサイトのひな形を用意できます。
ブロックの表示/非表示や、並び順の変更
管理画面より、記事・ウェブページの編集時に利用するブロックの表示/非表示や並び順の変更、「+ブロックを追加」の左に表示するショートカットの追加の設定が可能です。
[ブロックエディタの表示設定]
ブロックエディタを活用して既存テーマを一部リニューアル
サイトの構造に合わせたカスタムブロックを用意することで、ウェブページ全体をより簡単に編集できるようになります。また、ブロックエディタで作成したデータはMTタグで出力できるため、モバイルからの閲覧者により素早くコンテンツを提供できるAMPに対応したソースコードへの変換も実現できます。
ブロックエディタの活用例として、2つのテーマをリニューアルしました。
シングルページ用テーマ「OnePage」
「OnePage」は、ランディングページやシンプルな企業公式ページなどでよく利用される、1ページ内に情報を縦に積み重ねて表現するシングルページ用のテーマです。ページに表示する情報を、ブロックを組み合わせて構築できるようになりました。ブロックは、横並び2カラム・横並び3カラム・右に画像を配置・左に画像を配置・表組みの5つを用意しています。
[OnePageテーマ 2カラムブロックと、左画像ブロックを組み合わせてレイアウト]
オウンドメディア用テーマ「OwnedMedia」
企業のオウンドメディア向けのテーマ「OwnedMedia」では、各ブロックの情報を取り出してAMP用に変換する処理を追加しました。
[OwnedMediaテーマ ブロックの投稿内容をMTタグで変換しAMP対応]
デモサイト
アカウント登録不要で、ブロックエディタを試せるデモサイトを用意しています。以下のページよりご利用ください。
▶ Movable Type Block Editor(ブロックエディタデモサイト)
今後の展開
MovableType.net活用ブログで、そのままインポートして使えるカスタムブロックのサンプルを発信していきます。
また、Movable Typeへの搭載についても計画しています。
MovableType.net について
「MovableType.net」は、Movable Type シリーズの中でもっとも低価格(月額2,084円〜・税抜)で、豊富なスマホ対応テーマをベースにしたスピーディーなサイト立ち上げにも、スクラッチからのサイト構築にも柔軟に対応するWebサービス型のCMSです。負荷対策を含む安定したサーバー運用や、定常的なセキュリティ対策を実施しており、利用者はメンテナンスフリーでサイトを運営できます。企業サイトに欠かせない「フォーム」や「ワークフロー」、「サイト内検索」をはじめとする便利な機能を搭載しているため個人のWeb制作者や、低予算でセキュアに運用したい企業や団体に、多く選ばれています。
シックス・アパート株式会社について
シックス・アパート株式会社は、全国300以上の加盟を誇るパートナー制度「ProNet」加盟の企業や個人事業者を通じ、個人から法人まで幅広いCMSソリューションを提供しています。
個人のブログから大規模なコーポレートサイトまで、さまざまなシーンでのウェブサイト構築・運営・管理を支援するCMSプラットフォーム「Movable Type」、高機能CMSを低コストかつメンテナンスフリーなウェブサービス型で提供する「MovableType.net」、みんなで使えるブログサービス「Lekumo ブログ」を提供しています。
また、必要な時のみ出社する、テレワークを中心とした働き方「SAWS」を実践しています。この取り組みを評価いただき、総務省が主催する令和元年度「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」ならびに東京都が主催する令和元年度「スムーズビズ推進大賞」に選出されました。
詳しい情報は、https://www.sixapart.jp/ をご覧ください。
本資料に関する報道関係の皆様からのお問い合わせ窓口
シックス・アパート株式会社 広報担当
電話番号:03-6261-4640(広報)
電子メール:pr@sixapart.jp
本資料に関する一般の皆様からのお問い合わせ窓口
https://www.sixapart.jp/inquiry/
Six Apart、Movable Type、Lekumo は、シックス・アパート株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。