プレスリリース
シックス・アパートのプレスリリースです。
CMSプラットフォーム Movable Type の次期バージョン「Movable Type 8」デベロッパープレビューを公開
~ Movable Type 8 は、2023年秋リリースを予定
安全性と互換性を重視し、長く使い続けられる製品を目指し基盤を強化 ~
2023年8月23日
シックス・アパート株式会社
プレスリリース資料
CMS(コンテンツ管理システム)および関連サービス大手のシックス・アパート株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:古賀 早)は本日、CMSプラットフォーム Movable Type の次期バージョン「Movable Type 8」のデベロッパープレビューを公開しました。
デベロッパープレビューは、主にウェブサイトの構築や運営に関わるディレクター、デザイナー、エンジニア、Movable Type のプラグイン開発者を対象にした試用版です。ソフトウェアをダウンロードいただき、検証用の環境にインストールしてお試しください。
Movable Type について
Movable Type は、2001年10月に米国サンフランシスコでリリースして以来、進化を続けているCMSプラットフォームです。情報発信の要であるウェブサイト構築・運用のためのシステムとして、その安全性や信頼性を評価され、国内5万社以上の企業、自治体、教育機関、官公庁などのウェブサイト構築に活用されてきました。2015年度から8年連続して、商用パッケージ型CMSの国内導入シェア(数量ベース)1位(※)を獲得しています。 ※富士キメラ総研『ソフトウェアビジネス新市場』2016年版〜2023年版より
Movable Type は、ご希望の運用環境に合わせて選択できる3種類の形態で提供しています。
- オンプレミス環境など、お客様環境のサーバーにインストールして利用する「Movable Type ソフトウェア版」(ライセンス+年間メンテナンス)
- シックス・アパートが管理するクラウド環境上に構築された Movable Type をマネージドサービスとして提供する「Movable Type クラウド版」(月額課金)
- AWS Marketplace を通して AWS EC2 向けに最適化して提供するマシンイメージ「Movable Type AMI版」(時間課金)
また、Movable Type をベースにエンタープライズ向けに機能を強化した選択肢を用意しています。
- 大規模運用環境を想定し、商用データベースやLDAPディレクトリとの連携機能を追加した「Movable Type Advanced」(ソフトウェア版として提供)
- エンタープライズ向けCMS構築経験豊富なスカイアーク社と共同開発した Movable Type の機能強化版「Movable Type Premium」(ソフトウェア版、クラウド版として提供)
これらの製品は、Movable Type 8 への対応を予定しています。
Movable Type 8 の概要
2023年秋にリリースを予定している Movable Type 8 では、漸進的な機能開発を継続し、長期間の利用を想定しアップデートとメンテナンスをしやすくするための基盤の強化を行います。
- Movable Type ソフトウェア版とAMI版は1年ごと、クラウド版では3カ月ごとにリリースを行います。重大なバグやセキュリティに関する修正はソフトウェア版とAMI版にも適宜提供されます。
- 互換性に関わる機能変更や廃止は、ソフトウェア版とAMI版のリリースのタイミングで実施します。
- 互換性が大きく崩れるようなアップデートや大幅なユーザーインターフェースの変更は予定していません。
- 機能追加や機能改善は、互換性が確保できるものは3カ月に1度のクラウド版のリリースで随時提供します。
- 運用面を含めたセキュリティ対策に配慮しつつ、ライブラリや CPAN モジュールを含めて、積極的にアップデートします。
デベロッパープレビューで試用できる機能
Movable Type 8 デベロッパープレビューでは機能追加、改善、役割を追えた機能の廃止、その他にもパフォーマンス改善や不具合修正を行っています。
- 共有プレビュー機能
- プラグインとして提供していた共有プレビュー機能を同梱しました。コンテンツデータ、記事、ウェブページに対応し、一時的なプレビューではなく、公開前に他の人に確認してもらえるプレビューページを生成できます。コンテンツを編集して保存しても再度同じURLでプレビューを確認可能です。パスワードも設定できるため安全に運用できます。
- 新しいブロックエディタ機能
- プラグインとして提供(クラウド版では同梱)していた新しいブロックエディタ(MTブロックエディタ)機能を同梱しました。コンテンツタイプのテキスト(複数行)、記事、ウェブページで利用でき、ブロックを追加する形でコンテンツを編集できます。さらに、標準ブロックに加え、独自のコンテンツに合わせた要素の「カスタムブロック」も作成可能。従来のブロックエディタよりも使いやすく、柔軟なコンテンツ編集に対応できます。
- 管理画面の多要素認証機能
- プラグインとして提供(クラウド版では同梱)していた多要素認証機能を同梱しました。Movable Type の管理画面のサインインで多要素認証を行えます。現在は TOTP (Time-based One Time Password) による2要素認証に対応。管理画面へのアクセス認証を強化することで、より安全に運用できます。
- ライセンス確認画面
- システムの設定に「ライセンス確認」を新設しました。SAID(シックス・アパート ユーザーID)と購入した Movable Type のライセンス番号を登録しておくことで、登録社名や登録日時、メンテナンス期限などの情報を確認することができます。
- 検索機能への導線の改善
- 検索機能へ素早くアクセスできるように、管理画面の左上に検索ページへ遷移するボタンを設置しました。
- コンテンツタイプの検索・置換の検索結果を見やすく改善
- コンテンツタイプの検索結果において、検索対象の文字列がどのコンテンツフィールドに含まれているかがわかるように表示を改善しました。
- コンテンツタイプ型コンテンツフィールドでのコンテンツデータの選択画面の改善
- コンテンツタイプ型のコンテンツフィールドにおいて、他のコンテンツタイプのデータを関連づける際に素早く探せるように検索機能を追加しました。
- サーバー配信機能関連の改善・強化 ※ Movable Type Advanced(ソフトウェア版)、Movable Type クラウド版のみ
- サーバー配信の配信方法(配信先)として、Cloudflare R2 と Amazon S3 に対応しました。クラウド版では S4 プラン以上で利用可能です。サーバー配信機能関連では多数の改善があります。
これらの他にも多数の改善、修正を行なっています。詳細および開発者の皆様向けの具体的な情報、Movable Type 8 のアップデート方針などについては、Movable Type ドキュメントサイト「MovableType.jp」をご参照ください。
▶ Movable Type BETA - 開発中の次バージョン | MovableType.jp
シックス・アパートは、安心して利用し続けられるウェブサイト構築・運用のためのCMSプラットフォームを提供すべく、今秋のリリースに向けて Movable Type 8 の開発を進めていきます。
シックス・アパート株式会社について
シックス・アパート株式会社は、全国300以上の加盟を誇るパートナー制度「ProNet」加盟の企業や個人事業者を通じ、個人から法人まで幅広いCMSソリューションを提供しています。
個人のブログから大規模なコーポレートサイトまで、さまざまなシーンでのウェブサイト構築・運営・管理を支援するCMSプラットフォーム「Movable Type」、高機能CMSを低コストかつメンテナンスフリーなウェブサービス型で提供する「MovableType.net」、みんなで使えるブログサービス「Lekumo ブログ」を提供しています。
また、従業員一人ひとりが自分に合った形で働くことができる柔軟な働き方「SAWS(Six Apart らしい Working Style)」を実践しています。この取り組みを評価いただき、総務省が主催する令和元年度「テレワーク先駆者百選 総務大臣賞」、東京都が主催する令和元年度「スムーズビズ推進大賞」、厚生労働省が主催する令和二年度「テレワーク推進企業等厚生労働大臣表彰(輝くテレワーク賞)」に選出されました。
詳しい情報は、https://www.sixapart.jp/ をご覧ください。
本資料に関する報道関係の皆様からのお問い合わせ窓口
シックス・アパート株式会社 広報担当
電話番号:03-6261-4640(広報)
電子メール:pr@sixapart.jp
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Six Apart、Movable Type、Lekumo、SAWS は、シックス・アパート株式会社の登録商標です。
本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。