広報ブログ

シックス・アパートの広報より、社内のさまざまなトピックをお届けします。

「Connect」についての考察

シックス・アパートの関です。最近、さまざまなソーシャルメディア企業が「〜 Connect」というサービスを提供しています。米国ではGoogleの「Friend Connect」やFacebookの「Facebook Connect」が代表的です。国内でもミクシィが昨年11月に「mixi Connect」を発表しています。

シックス・アパートも昨年から「TypePad Connect」というサービスを提供しています。では「〜 Connect」とは、なにを提供するものなのでしょう? OpenID Foundationの副会長も務める米シックス・アパートのデビッド・リコードンが、O'Reilly Raderにシンプルで分かりやすい記事を投稿していました。1か月ほどたってしまいましたが、ここで簡単にご紹介したいと思います。

"Connect"の構造

2009年2月17日
デビッド・リコードン (David Recordon)

現在僕は、明日Webstockで講演(オープン、ソーシャルウェブ)するためにニュージーランドにいる。僕が考えていることのひとつは、ここのところひょっこり現れてきた、違ったタイプの"Connect"アプリケーションや製品すべてについてだ。Facebook Connect、Google Friend Connect、MySpace ID(ありがたいことに "Connect" がつかない)、TypePad Connect、RPX、そしてまだまだ増えていくだろう。そこでこれらのプロダクトを、根底にあるオープン性や専有技術については無視して、"Connect"アプリケーションの定義として分析してみようと思う。

  1. プロフィール:僕が利用しているサイトにサインインするときからサインアウトするまでの間の、アイデンティティ、アカウント管理、プロファイル情報に関するすべて
  2. 関係性:ソーシャルグラフ。僕が利用するサイトで誰と知り合いか、どのように他の人を招待できるのか、という疑問に対する回答となるもの
  3. コンテンツ:モノ、素材。僕が利用するサイト上で、自分が投稿したすべての記事、写真、ブックマーク、動画、リンクなどすべて
  4. アクティビティ(活動):見てまわること、購買、シェア、投稿、視聴、好きになること、などなど。Activity Streams プロジェクトのような、すべてのアクティビティ

僕が考えるに、すべての"Connect"アプリケーションの目的は、ユーザーが新しいコンテンツや、同じ興味をもった既知の友達や、新しい仲間をすぐに探し出せるようにすること。これに加えて、ソーシャルネットワークが分散化しきている現在の状況では、(SNS利用の際の)新規アカウントの登録、プロフィールの入力作業、写真のアップ、そのサイトの中で何度も友達を再登録("re-friending")する、という非常にめんどくさい作業を減らすことにも貢献しているといえる。

そういった機能は新しくはないものだが、"Connect"アプリケーションはどのように、ユーザーのすべての情報を本来あるように統合していくのだろう。2008年がソーシャルアプリケーションプラットフォーム(Facebook Platformや、OpenSocial)の年だとしたら、おそらく2009年は"Connect"(それが何を意味するにせよ)がすべてになるだろうね。

(僕が見た中でもっとも完璧な事例の、Facebook Connect と Citysearchを使った例を紹介しよう)

原文: Anatomy of "Connect"

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