広報ブログ

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東北関東大震災に被災された皆さまに謹んでお見舞い申しあげます。

すでに内外の多くの機関や企業、そして個人の方々が、さまざまな形で被災地の復興支援に取り組んでいらっしゃいます。多くの大手企業の方々は、数億円規模の寄付を発表されていますし、現場の被災者の方々を救出や生活の早期正常化に役立つ支援物資の提供なども、国際的な規模で進んでいます。

またシックス・アパート社員の中には個人としてできることを考え、自分なりに実行している人間も少なからずおります。

しかしシックス・アパート株式会社は、企業としては小さな会社で、大手企業のように寄付などで大きな貢献をすることは難しいと考えています。社員の一部を長期的にボランティアとして派遣することもできないでしょう。

ただ復興支援は身の丈に合ったさまざまな方法があると信じています。そこで、シックス・アパートならではの支援をさせていただこうと考えています。

シックス・アパートができること。それは、被災地域でウェブ制作を生業にされている方々の支援を通じて、被災地域の経済復興を支援するというものです。

支援できる経済規模も、企業の数も、それほど大きくないかもしれません。しかし、Movable TypeというCMSは、日本のウェブ制作コミュニティに広く活用していただいており、今後は米国での展開を皮切りに、世界に日本の技術を広めていく予定です。

被災地域のウェブ制作コミュニティの方々が、Movable Typeをはじめとするシックス・アパートのリソースを活用し、国内そして海外にその魅力と実力を伝え、経済を立て直していくこと。こうしたことを通じて、復興支援に貢献していければと願っています。

現在、被災地域が望んでいることは、被災者の救出やライフラインの復旧など、衣食住のレベルであり、いきなり経済的な復興支援をご提案しても時期尚早だと考えています。

また、シックス・アパートが考える復興支援が、地域の方々のニーズと異なることも考えられます。ですので、然るべき時期になりましたら、オフライン/オンラインの両面で、実際に地域の方々とコミュニケーションさせていただき、シックス・アパートができる復興支援プログラムを決めていきたいと考えています。

現時点でまったく具体性がなく「とりあえず言っただけ」との印象を持たれる方もいらっしゃると思います。それでも、「身の丈に合った持続可能な支援」をご提供したいという思いから、こうした内容での「意思表明」になりました。

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