Movable Type News
Movable Type 6.3.2 の提供を開始
Movable Type 6.3.1 以前のバージョンで確認された、複数の問題の修正および機能改善を含む新しいバージョンとして、Movable Type 6.3.2 の提供を開始します。本リリースには、Movable Type 6.3 向けパッチ(クラウド版には適用済み) の内容も含まれます。
なお、Movable Type におけるセキュリティに関する修正はありませんが、クラウド版の環境において、先日発表された OpenSSL の脆弱性(CVE-2016-6304 など14件)への対応もあわせて行っています。
新機能・改善された機能
ログ機能の強化
以前のバージョンでも、管理画面のログ一覧からログをCSVファイルに出力することはできましたが、6.3.2 では、リアルタイムに外部ファイルに出力できるようになっています。ログファイルを監視することで、セキュリティへの脅威やエラーへの対応を迅速に行えます。また、ログレベルに応じて出力する内容をコントロールすることができるので、開発中はすべてのログを出力し、運用サーバーではエラーのみにする、といった運用が可能です。
また、幾つかの機能においては、動作中の経過について info レベルでの出力に対応しています。詳細はリリースノートをご確認ください。
変更された機能
クラウド版における DynamicCacheTTL の初期設定
DynamicCacheTTL の値として 3600 が初期設定されています。ダイナミック・パブリッシングで生成される Smarty の一時ファイルは1時間で削除され、次のアクセスのタイミングで再生成されます。
そのほか、環境変数の追加や機能の変更、問題の修正などを行っていますので、リリースノートにてご確認ください。
Movable Type 6.3.2 の入手方法
- Movable Type 6 のライセンスをお持ちでない方
- ライセンスご案内ページからご購入ください。
- Movable Type 6 のライセンスをお持ちの方、Movable Type Advanced をご利用の方
- シックス・アパート ユーザーサイトからダウンロードいただけます。
- Movable Type クラウド版をご利用の方
- 既にメンテナンスを実施し、自動アップデートを有効にされているすべてのお客様の環境で、アップデートが完了しています。※ 自動アップデートは初期設定では有効です。意図的に無効にされている場合を除き、アップデートが実施されています。
- Movable Type for AWS / Movable Type Advanced for AWS をご利用の方
- Movable Type for AWS バージョン 6.0.4 以降を AWS Marketplace から新しくインスタンス化している場合は、yum コマンドを利用したアップデートが利用可能です。
AWS Marketplace で提供中のAMIは、Amazon Linux 2016.09 での検証が済み次第リリース予定です。Marketplace から新規でインスタンスを起動される場合、6.3 で起動後、yum コマンドで最新版にアップデートしてください。
2016/10/26 16:00 追記:
Amazon Linux 2016.09 での検証が終了し、AWS Marketplace で提供している Movable Type for AWS / Movable Type Advanced for AWS が 6.3.2 にアップデートされました。
アップデートの詳しい手順については、以下のページをご覧ください。 - 個人無償版をご利用の方
- 個人無償版ダウンロードフォームより再度お申し込みいただき、改めてダウンロードしてご利用ください。
その他、Movable Type の詳細は、製品サイトをご覧ください。
Movable Type のくわしい使い方や、タグリファレンス、開発者向けのドキュメントなどは、MovableType.jp で公開しています。プラグインやテーマは、プラグインディレクトリをご覧ください。