Movable Type News
Movable Type 7 の提供を開始
本日、Movable Type のメジャーバージョンアップとなる Movable Type 7 の提供を開始しました。ライセンスのお持ちの方は、シックス・アパート ユーザーサイトよりダウンロードいただけます。
ライセンスをまだお持ちでない方は、「ライセンスのご案内」ページより、必要なライセンスをご購入ください。
合わせて、クラウド版でも Movable Type 7 のプランの販売を開始しています。クラウド版では、Movable Type 7 のリリースから4年間、Movable Type 6 クラウド版の提供を継続します。提供終了まで、Movable Type 6 クラウド版のまま安全に利用いただけるほか、任意のタイミングで、Movable Type 7 のクラウド版に移行いただくことも可能です。
Movable Type 6 からのアップグレードはスムーズに行えるよう開発していますが、動作しなくなるプラグインが出ることなども予想されます。まずは無料トライアル(30日間利用可能)をお試しください。
Movable Type について詳しくご案内しているPDF資料も配布していますので、ご利用ください。
なお、Movable Type プラグインの Movable Type 7 対応状況につきまして、提供各社より対応の表明をいただいています。詳細は、先日公開しているニュースをご参照ください
Movable Type 7 について
Content Hub Platform として生まれ変わる Movable Type
CMSとして国内で5万サイト以上に導入されている Movable Type の最新バージョンとなる Movable Type 7 は、これまでの使いやすさはそのままに、より多様なコンテンツに対応する、まったく新しい Movable Type です。
新機能「コンテンツタイプ」を使えば、コンテンツの書き手にとって分かりやすい編集画面を作成でき、誰がコンテンツを入力しても、出力結果を考慮して構造化されたデータの作成が可能になります。
さらに、Data API を利用すれば、柔軟なコンテンツ運用とワンソース・マルチユースが実現。さまざまな形式のコンテンツを、PC/スマートフォン向けのウェブサイト、各種アプリ、デジタルサイネージ、印刷物など、デバイスや出力形態を問わず使用可能。SNSやニュースアプリなど、さまざまなフォーマットへの加工もしやすく、新しいメディアへのリーチも容易になります。
コンテンツの受け手側の環境や各種メディアのフォーマットが多様化する中で、Movable Type 7 は、ウェブサイト管理という枠組みにとどまらず、さまざまな形態で受け手にコンテンツを届けるハブとなる、Content Hub Platform(コンテンツ・ハブ・プラットフォーム)に進化します。
CMSに委ねられるコンテンツの「可用性」
カオス化したコンテンツを整理しようと数年ごとにリニューアルをするものの、情報設計がしづらく過去のコンテンツを活用できないといった問題は、多くのウェブサイト運用現場で起きています。
ウェブサイトの見た目は、デザイナーやエンジニアの力によって、その時代に合った、企業のイメージにふさわしいものに作り上げることが可能です。その中で、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)が果たすべき役割は、「コンテンツを構造化して管理し、その出し入れを容易にすること」にほかなりません。コンテンツの「可用性」を高め、デザインなどの見た目や、コンテンツを出す形態、デバイスの変化に影響されず、安定して長くコンテンツを管理できるCMS、それが Movable Type 7 です。
Movable Type 7 の主な機能・特長
- 新しいデータの形、コンテンツタイプ
- これまでの「記事+カスタムフィールド」という形ではなく、新機能「コンテンツタイプ」を利用し、出力結果を考慮して構造化されたデータを作成できます。コンテンツタイプから、他のコンテンツタイプをリンクすることも可能。コンテンツを要素ごとにコンポーネント化し、その再利用を容易にすることで、コンテンツの「可用性」を高めます。
- 管理画面のカスタマイズも自由に
- コンテンツタイプのフィールド作成により、分かりやすい投稿画面を作成でき、誰がコンテンツを入力しても、構造化されたデータの作成が可能になります。フィールドのラベルの変更や並び替え、ユーザーによる並び順の変更を不可にするといった機能制限まで標準機能で実現可能です。
- 自由に設計できるアーカイブとマッピング
- コンテンツの出力パスを自由に設計できるのが Movable Type の特長です。Movable Type 7 では、コンテンツタイプに含まれているフィールドを出力パスの内容として利用することができます。例えば、日付ベースのアーカイブを作成する場合、これまでは公開日を使用していましたが、Movable Type 7 では、コンテンツタイプに含まれるいずれかの日付フィールドをパスに使用して出力可能です。
- デザイン要素の分離を図るブロックエディタ
- 従来のエディタに加え、使いやすさとコンテンツの可用性の両立のため、新たにブロックエディタを搭載しました。ブロック単位でコンテンツを構成、作成することで、デザイン要素がコンテンツに含まれないようにすることができ、コンテンツの可搬性が高まります。
- コンテンツタイプに対応した Data API
- Data API は、REST/JSON方式で Movable Type にアクセスし、データの取得や更新ができるAPIで、Movable Type 6 から搭載しています。Movable Type 7 では、新機能「コンテンツタイプ」関連のエンドポイントも追加し、API経由で操作できるようにしています。Data API を活用することで、昨今のトレンドであるデカップルド・アーキテクチャー(decoupled architecture)の概念に基づくヘッドレスCMSとしての利用も可能です。
リリースノートでは、改善点などの詳細も公開していますので、ご参照ください。
Movable Type 7 の新しい管理画面
Movable Type 7 のインターフェースは、Movable Type 6 から大きく変更され、下図のようなデザインになっています。
※ クリックすると、大きな全体画像が表示されます。
提供価格
Movable Type 7 のソフトウェア版ライセンスはすでに販売中です。クラウド版のプランは、本日販売を開始しています。
価格(税抜) | ライセンス概要 | |
---|---|---|
Movable Type 7 (1サーバー・無制限ユーザー) |
90,000円 | Movable Type ソフトウェア版のライセンスです。購入から1年間のメンテナンスが付属しています。 |
Movable Type 年間メンテナンス (1年) |
30,000円 | 最新バージョンおよびテクニカルサポートの提供を受けるためのライセンスです。Movable Type 7 ライセンスには1年間のメンテナンスが含まれ、本ライセンスを購入することでメンテナンスを継続可能です。 Movable Type 6 をお持ちの方は、本ライセンスのみで Movable Type 7 にバージョンアップが可能です。 |
Movable Type ワークフローパック (1サーバー・無制限ユーザー) |
130,000円 | Movable Type 7 ソフトウェア版のライセンスと、ワークフロー機能を追加して記事の公開申請、承認処理をするためのプラグイン「CheckRelease for Movable Type」をセットにしたパッケージ製品です。別々に購入するよりも4万円お得になります。 |
Movable Type クラウド版 | 月額 5,000円〜 | Movable Type クラウド版は、クラウド環境にインストールされた最新版の Movable Type をそのまま利用するサービスです。月額の利用料にメンテナンス(テクニカルサポートと最新バージョンの提供)が含まれます。 |
Movable Type for AWS | 0.07ドル / 時間 499ドル / 年 |
Movable Type がインストールされた、OS込みの Amazon Machine Image(AMI)です。Marketplace から数クリックで簡単に Amazon EC2 サーバー上に環境を構築できます。 ※AWS Marketplace では AWS による審査の上、公開されます。 |
※ Movable Type Advanced における Movable Type 7 の提供は、2018年内中を予定しています。
新しくなった Movable Type を、ぜひご利用ください。
Movable Type のくわしい使い方や、タグリファレンス、開発者向けのドキュメントなどは、MovableType.jp で公開しています。プラグインやテーマは、プラグインディレクトリをご覧ください。